4D v16.3

定数

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4D v16.3
定数

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定数は、固定値を持つ式です。定数には、名前で選択できる定義済定数と実際の値を入力するリテラル定数の2種類があります。

4Dではいくつかの定義済定数が用意されています。これらの定数はエクスプローラーウィンドウ内でテーマごとにグループ分けがされています。

メソッドエディターウィンドウ内で定義済定数を使用するためには、次のどちらかの手順で行います。

  • エクスプローラーウィンドウからメソッドエディターウィンドウへ定数をドラッグ&ドロップしてください。
  • メソッドエディターウィンドウに直接定数の名前を入力して下さい。自動補完機構がプログラムのコンテキストに対応した定数を提案します。

「メソッドエディタ」ウインドウや「デバッグ」ウインドウにおいて、定義済定数はデフォルトとして下線付きで表示されます。

例えば、上記のウインドウではOn LoadOn Close Boxが定義済定数です。

リテラル定数は、次の4つのデータタイプにできます。

  • 文字列
  • 数値
  • 日付
  • 時間

文字列定数は、次のように二重引用符("...")で囲んで表します。文字列定数の例を次に示します。

"レコード追加"
"レコードが見つかりません"
"送り状"

空の文字列は、2つの引用符の間に何も入れない状態("")で指定します。

数値定数は、実数として記述します。下記に数値定数の例をいくつか次に示します。

27
123.76
0.0076

負の数値は、次のようにマイナス記号(-)を付けて指定します。

–27
–123.76
–0.0076

注: 4D v15以降、デフォルトの小数点はシステム言語に関係なくピリオド(.)となりました。"地域特有のシステム設定を使う"(メソッドページ を参照)にチェックがされている場合、システムで定義されている小数点を使用する必要があります。

日付定数は、エクスクラメーションマーク(! ... !)で囲んで表します。 4D v15以降、日付はISOフォーマット(!YYYY-MM-DD!)で表されなければなりません。
下記に、日付定数の例を示します。

!1976-01-01!
!2004-04-04!
!2006-07-25!

空の日付は、 !00-00-00!のように指定します。

Tip: メソッドエディタでは空の日付を入力するためのショートカットが提供されています。空の日付を入力するには、エクスクラメーションマーク(!)の入力後にenterキーを押します。

:

  • 互換性の理由から、4Dは二桁の年次の入力を受け付けます。の年度は、30以上の場合20世紀(1900年代)、30未満の場合21世紀(2000年代)であると認識します(ただしデフォルト設定が SET DEFAULT CENTURY コマンドを使用して変更されていない場合に限ります)。
  • ”地域特有のシステム設定を使う”オプション(メソッドページ を参照)にチェックがされている場合、システムで定義されている日付フォーマットを使用する必要があります。一般的に、US環境においては、日付は月/日/年の形式で入力され、値はスラッシュ"/"で区切られます。

時間定数は、疑問符(? ... ?)で囲んで表します。
時間は、“時:分:秒”の順で表し、それぞれをコロン(:)で区切ります。時間は24時間制で指定します。

時間定数の例を次に示します。

?00:00:00? ` 午前0時
?09:30:00? ` 午前9時30分
?13:01:59? ` 午後1時1分59秒

空の時間は、?00.00.00?のように指定します。

Tip:メソッドエディタでは空の時間を入力するためのショートカットが提供されています。空の時間を入力するには、疑問符(?)の入力後にenterキーを押します。



参照 

データタイプ
ポインタ
メソッド
制御フロー
変数
演算子
識別子

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: プログラミング言語の構成要素

 
履歴 

変更: 4D v15

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)