4D Doc Center : スクロールバー

4D v14.3

スクロールバー

あるタイプのオブジェクト (テキストやピクチャー型のフィールドおよび変数オブジェクト、階層リスト、リストボックス、サブフォーム) にはスクロールバーを割り当てることができます。プロパティリストや[#cmd id="843"/]コマンドを使用したプログラミングでこれらのプロパティを管理できます。

スクロールバーを割り当てるには、プロパティリストの"アピアランス"テーマにある水平スクロールバーや垂直スクロールバープロパティを使用します。テキスト型のオブジェクト、階層リスト、リストボックス、そしてサブフォームでは、これらのプロパティをチェックボックスを使用して設定します。

注: テキストフィールドや入力可オブジェクトにスクロールバーがない場合、矢印キーを使用してスクロルできます。

ピクチャ、階層リスト、リストボックス型オブジェクトの場合、自動モードのスクロールバーをサポートします。

注: ピクチャー型のオブジェクトは、表示フォーマットが"トランケート (中央合わせなし)"に設定されているときに、スクロールバーを持つことができます。ピクチャー表示フォーマットに関する詳細は[#title id="985"/]の“ピクチャーフォーマット”を参照してください。

このコンテキストでは、水平スクロールバーと垂直スクロールバーがプロパティではメニューを通して三つのオプションから選択する事ができます:

あり: スクロールバーは必要のない場合でも常に表示されます。つまり、オブジェクトのコンテンツのサイズがフレームのサイズより小さい場合でも表示されるという事です。
なし: スクロールバーは表示されません。
自動: スクロールバーは必要なときに表示されます。つまり、オブジェクトのコンテンツのサイズがフレームのサイズより大きい場合には表示されるという事です。

4D v13.2より、スクロールバーが有効なピクチャーエリアでスクロールキーを利用できるようになりました。以下のキーがサポートされています:

キー	アクション
矢印キー	矢印方向にスクロールが行われます (スクロールバーカーソルをクリックするのと同様)
Alt + Arrow keys	矢印方向にピクセル毎にスクロール
Page Up / Page Down	ページ毎の縦スクロール (エリアの高さに相対)
Shift + Page Up / Page Down	ページ毎の横スクロール (エリア幅に相対)
Home	ピクチャーの最上端を表示
End	ピクチャーの最下端を表示
Shift + Home	ピクチャーの左端を表示
Shift + End	ピクチャーの右端を表示
マウスホイール	縦スクロール (4D v12で利用可能)
Shift + マウスホイール	横スクロール (4D v12で利用可能)

4D v13.2より、ピクチャーのスクロールにより On Picture Scroll Form eventが生成されます。