4Dのデータの読み込みと書き出し機能は、データベースからデータの受け渡しを実行できる、高速で信頼性の高い方法を提供します。他のデータベースやスプレッドシートから4Dへアップグレードする場合は、データを読み込むことにより、キーボードからのデータ再入力作業が不要になります。Windows (Macintosh) データの管理用アプリケーションや、Windows (Macintosh) 以外のアプリケーションからWindows (Macintosh) へ転送されたデータを読み込むことができます。
また、4Dからデータを書き出し、データ処理を行う他のプログラムでそのデータを使用することも可能です。例えば、グラフィックや統計専門のプログラムへデータを書き出すことができます。さらに、書き出したデータを別のコンピューターへ転送することもできます。
データの読み込みや書き出しは、該当するダイアログボックスの設定を使用したり、またはフォームを使用して行います。ダイアログボックスによる読み込みや書き出しは、フォームを使用した場合よりも高速に実行されます。しかし、フォームを使用すると、オブジェクトメソッドやフォームメソッドを用いてデータを処理することができます。つまり、フォームを使用してデータの読み込みや書き出しを行うと、処理される各レコードごとにフォームメソッドとオブジェクトメソッドが実行されます。
読み込みや書き出しの設定を指定した後は、その設定を読み込み/書き出し設定用ファイルへ保存したり、またはロードすることができます。
最後に4Dでは、中間ファイルを用いずに、ODBC データソースからのデータ読み込みや、データソースへのデータ書き出しを行うことができます。この件については、ODBC データソースを使用した読み込みと書き出しで説明しています。
注:
- クィックレポートエディターを使用して、レコードを書き出すこともできます。詳細については、 クイックレポートの生成のディスクファイルを参照してください。
- 4Dのランゲージコマンドを使用して、レコードを書き出しすことや読み込むことが可能です。詳細については4Dランゲージリファレンスマニュアルのインポート&エクスポートを参照してください。