4D v14.3

ASSERT

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4D v14.3
ASSERT

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ASSERT ( boolExpression {; messageText} ) 
引数   説明
boolExpression  ブール in ブール式
messageText  テキスト in エラーメッセージテキスト

説明   

ASSERT コマンドを使用してメソッドコードにアサーションを置くことができます。

アサーションはコードに挿入された指示命令で、コード実行中の例外を検知するために使用します。ある時点において式の検証をしたときにTrueであれば正常であり、そうでなければ例外が発生したことになります。アサーションはなにより、発生するはずのないケースを検知するために使用します。主にプログラミングバグを検知するために使用します。SET ASSERT ENABLEDコマンドを使用して、(例えばバージョンにより) アプリケーションのすべてのアサーションを全体として有効にしたり無効にしたりできます。

プログラミングにおけるアサーションについての詳細は、Wikipediaの関連情報をご覧ください: http://ja.wikipedia.org/wiki/表明

ASSERTコマンドは引数として渡されたブール式を評価します。式がTrueであればなにも起こりません。Falseの場合、コマンドはエラー -10518を生成し、"アサーション違反:"のあとにアサーションのテキストを表示します。

ON ERR CALLコマンドを使用してインストールしたメソッドを使用して、例えばログファイルなどに記録を行うなどのために、エラーをとらえることができます。

コマンドはオプションで2番目の引数を受け入れます。これはブール式がFalseのときに表示されるテキストメッセージを変更します。

レコードに対する処理を実行する前に、開発者はレコードが正しく読み/書きモードでロードされたかを確認する必要があります:

 READ WRITE([Table 1])
 LOAD RECORD([Table 1])
 ASSERT(Not(Locked([Table 1])))
  // レコードがロックされていると -10518 エラーが生成される

アサーションはプロジェクトメソッドに渡された引数をテストして、異常な値を検知するために使用できます。以下の例題では、カスタム警告メッセージが表示されます。

  // $1に渡された名前に基づき、クライアントの番号を返す
 C_TEXT($1// クライアントの名前
 ASSERT($1#"";"クライアント名が空です")
  // このケースでは空の名前は異常な値です
  // アサーションがfalseの場合、以下がエラーダイアログに表示されます:
  //"アサーション違反: クライアント名が空です"

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 割込
番号: 1129

Errorシステム変数が更新されることがあります。

 
履歴 

初出: 4D v12

 
参照 

Asserted
Get assert enabled
SET ASSERT ENABLED

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)