4D Write v14

WR SAVE DOCUMENT

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4D Write v14
WR SAVE DOCUMENT

WR SAVE DOCUMENT 


 

WR SAVE DOCUMENT ( area ; document ; type ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D Write エリア
document  文字 in 作成するドキュメントのパス名
in 作成されたドキュメントのパス名
type  文字 in 作成するドキュメントのタイプ (4文字)
in 作成されたドキュメントのタイプ (4文字)

説明   

WR SAVE DOCUMENTコマンドは、documentに指定されたアクセスパスを使用して、areaで指定される4D Write エリアドキュメントを保存します。

document はドキュメント名またはパス名です。Windows 上では、ファイルの拡張子を含める必要があります。
例:

  • Windowsまたはクロスプラットフォームにする場合、ディレクトリ区切り文字に“\”を使用します: "D:\directory1\directory2\file.4W7"
  • Mac OSではディレクトリ区切り文字に“:”を使用します: "MacintoshHD:Folder:Document"

documentにファイル名のみが指定されている場合、WR SAVE DOCUMENTはデータベースストラクチャと同階層にドキュメントを保存します。

documentが空文字の場合、WR SAVE DOCUMENTは標準のファイルを保存ダイアログボックスを表示します。

ファイルを保存ダイアログボックスで保存 (Mac OS) あるいは OK (Windows) ボタンがクリックされると、OKシステム変数に1が設定され、document変数にユーザーが選択したファイルの完全パス名が代入されます。

この場合、type引数にはユーザーがタイプドロップダウンリストで選択したタイプ、あるいはユーザーがタイプを選択しなかった場合はドキュメントタイプが返されます。

ユーザーがキャンセルボタンをクリックすると、documentには空文字が返され、OKシステム変数に0が設定されます。

ファイルフォーマットはファイルを保存ダイアログボックス中の、タイプドロップダウンリスト (Windows) あるいはタイプポップアップメニュー (MacOS) で選択できます。

デフォルトでドキュメントは4D Writeフォーマットで保存されます。異なるタイプを指定したい場合、そのタイプをtype引数に渡します。タイプは4文字で構成されます。WR Document typesテーマの以下の定数を使用できます:

定数 コメント
wr 4D Write document 文字列 4WR7 4D Writeカレントバージョンフォーマットのドキュメント
wr 4D Write template 文字列 4WT7 4D Writeテンプレートフォ−マットドキュメント
wr HTML 3 document 文字列 HTM3 HTML 3.0フォーマットテキスト
wr HTML 4 document 文字列 HTML HTML 4.0フォーマットテキスト
wr Macintosh text document 文字列 ASCM Mac OSフォーマットテキスト
wr RTF document 文字列 RTF RTFフォーマットテキスト
wr unicode document UTF16 文字列 ASCU Unicode 16-byteフォーマットテキスト
wr unicode document UTF8 文字列 ASC8 Unicode 8-byteフォーマットテキスト
wr Windows text document 文字列 ASCW Windowsフォーマットテキスト

Notes:

  • "RTF"の場合、4文字にするために最後にスペースを追加します。
  • 4D Write中でHTMLとしてドキュメントを表示したい場合は、HTML 3.2書き出しを使用します (4D WriteはHTML 3の読み込みのみをサポートしています)。

互換性に関する注意: 以前のバージョンとの互換性を保持するため、DOC8 (Word 8ドキュメント) タイプもサポートされています。

type引数はドキュメントのエンコーディングにのみ使用されます。Mac OSのファイルタイプにもWindowsの拡張子にも対応しません。
しかし、この引数は4D Writeが適切なWindowsのファイル拡張子、あるいはMac OSのファイルクリエーター/タイプを判断するために使用されます:

  • Windows
    4D Writeフォーマット拡張子
    4D Write ドキュメント.4W7
    4D Write テンプレート.4WT
    RTF.RTF
    HTML 3.2または4.HTM
    ASCII PC/Mac.TXT
    ASCII unicode 8または16バイト.TXT
    Word.DOC

名前に拡張子が付けられている場合でも、ファイル拡張子はtype引数の値に基づいて決定されます。例えばdocument に"Report.RTF"を渡しても、typeに"HTML"を指定すれば、ファイル名は"Report.HTM"となります。

  • Mac OS
    4D Write フォーマットクリエータータイプ
    4D Write ドキュメント4DW74WR7
    4D Writeテンプレート 4DW74WT7
    RTF4DW7RTF
    HTML 3.2または4MOSSTEXT
    ASCII PC/Mac4DW7TEXT
    ASCII unicode 8または16 bytes4DW7TEXT
    WordMSWDW8BN

4D Write ファイルタイプの'LetterClient'というファイル名でドキュメントを保存したい場合の例を示します。このドキュメントはデータベースストラクチャファイルと同じ階層に位置する"WriteDocuments"フォルダに保存されます:

  `データベースストラクチャファイルのフルパス名を取得
 $Doc:=Structure file
 Doc:=$Doc
 $long:=0
  `フルパス名からストラクチャ名を取り除くために最後の区切り文字の位置を取得
 While((Position(":";$Doc)#0)
    $Doc:=Substring($Doc;1+Position(":";$Doc);Length($Doc))
    $Long:=Length($Doc)
 End while
  `ドキュメントのフルパス名を作成するために名前を連結する
  `ドキュメント名に拡張子を追加しクロスプラットフォームで使用できるようにする
 Doc:=Substring(Doc;1;Length(Doc)-$Long)+"WriteDocuments:LetterClient.4W7"
 WR SAVE DOCUMENT(Area;doc;wr 4D Write document)

保存するドキュメントの名前とタイプをユーザーに選択させ、その値を取得します:

 DocName:=""
 DocType:=""
 WR SAVE DOCUMENT(Area;DocName;DocType)
 If(OK=1)
    ... `DocNameとDocTypeの値を使用
 End if

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Write
テーマ: WRドキュメント
番号: 89218

このコマンドはOKシステム変数を更新します

 
履歴 

変更: 4D Write v11

 
参照 

WR OPEN DOCUMENT

 
ARTICLE USAGE

4D Write ( 4D Write v11.6)
4D Write ( 4D Write v12)
4D Write ( 4D v13)
4D Write ( 4D Write v14 R2)
4D Write ( 4D Write v14)
4D Write ( 4D Write v14 R3)
4D Write ( 4D Write v14 R4)