4D v16

SVG_Filter_Offset

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SVG_Filter_Offset

SVG_Filter_Offset 


 

SVG_Filter_Offset ( filterRef ; dx {; dy {; input {; name}}} ) -> 戻り値 
引数   説明
filterRef  SVG_Ref in フィルターの参照
dx  倍長整数 in X軸のオフセット
dy  倍長整数 in Y軸のオフセット
input  文字 in フィルタープリミティブのソース
name  文字 in フィルタープリミティブのターゲット
戻り値  SVG_Ref in プリミティブの参照

説明   

SVG_Filter_Offset コマンドは、filterRef 引数で指定したフィルターのオフセットを指定し、その参照を返します。filterRef がフィルターの参照でない場合、エラーが生成されます。

dx 引数には水平方向のオフセットの値を渡します。

任意のdy 引数には垂直方向のオフセットの値を渡します。

任意のinput 引数にはフィルタープリミティブのグラフィックソースを指定します。以下の値を渡す事ができます:

  • "sourceGraphic" を渡した場合、フィルターソースはグラフィックであることを意味します(デフォルト)。
  • "sourceAlpha" を渡した場合、フィルターソースはアルファチャンネルであることを意味します。

任意のname 引数には、このフィルタープリミティブの結果に割り当てられた名前を(あれば)渡します。

注: Windowsでは、このコマンドを使用する前にDirect2Dを無効化しておく必要があります(詳細はSET DATABASE PARAMETER コマンドのDirect2D disabled 定数の説明を参照して下さい。)

例題  

フォーム内に、二つの同一のSVGピクチャーを表示し、"offset"フィルターを作成して右の方のピクチャーへと割り当てる場合を考えます:

 $root:=SVG_New(400;400;"filters test") //最初の(左側の)ピクチャーの定義
 $rect:=SVG_New_rect($root;10;10;380;100;0;0;"darkblue";"white";1)
 SVG_SET_FILL_BRUSH($root;"orange")
 $textAreaRef:=SVG_New_textArea($root;"Hello World!";10;10;380;100;"arial";60;Normal;Align center)
 <>pict1:=SVG_Export_to_picture($root//最初のピクチャーを表示
 
 $root2:=SVG_New(400;400;"filters test") //同一の(右側の)ピクチャーを定義
 $rect2:=SVG_New_rect($root2;10;10;380;100;0;0;"darkblue";"white";1)
 SVG_SET_FILL_BRUSH($root2;"orange")
 $textAreaRef2:=SVG_New_textArea($root2;"Hello World!";10;10;380;100;"arial";60;Normal;Align center)
 
 $filter:=SVG_Define_filter($root2;"Offset") //フィルターを作成
 SVG_Filter_Offset($filter;10;20)
 SVG_SET_FILTER($textAreaRef2;"Offset") //フィルターを適用
 
 <>pict2:=SVG_Export_to_picture($root2//二つ目のピクチャーを表示

結果:



参照 

SVG_Filter_Blend
SVG_Filter_Blur

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: フィルター
番号: 65917

Windows用です。

 
履歴 

初出: Composant 4D SVG v11.3
変更: 4D v14 R5

 
ARTICLE USAGE

SVGコンポーネント ( 4D v16)