4D v16.3

変換の原則

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4D v16.3
変換の原則

変換の原則    


 

  • 変換を行うためには、データベースの "インタープリター" 版 (ストラクチャーのxxxx.4DB ファイル) と、デザイナーパスワードが必要になります。
  • 変換の前に、必ずデータベースのコピー (バックアップ) を作成してください
  • シンタックスチェックを実行します。データベースをコンパイルしない場合も、このチェックによって起こり得るエラーを検知することができます。
  • Maintenance and Security Center (MSC) を使用してストラクチャーとデータの検査と修復を行ってください。
  • GET PICTURE FORMATS コマンド (または 4D Pack _o_AP Is Picture Deprecated コマンド) を使用して、データベース内にPICTファイルがあるかどうかをチェックし、あった場合には CONVERT PICTURE コマンドを使用して変換します (4D v14では、SET DATABASE PARAMETER コマンドのセレクターによって、32-bit版で QuickTime がまだ使用されている可能性があります)。
  • (任意)データのジャーナリングが必要な場合、プライマリーキー (v14以降実装) を実装することができます(デザインリファレンス マニュアルの 主キーを設定、削除する を参照ください)。
  • v13.5以降のデータベースにおいて、重複不可属性を持つフィールドはインデックスが必須となりました。今後はインデックスがついてない重複不可属性のフィールド内では一切レコードを作成/編集することはできなくなります。レコードを保存しようとすると、エラーが生成されます (-9998 重複不可のレコードが存在します・1088 インデックスが無効または未設定です)。存在しないインデックスの作成方法、またはインデックスがなされていないフィールドをすべてまとめたディスクファイルの生成方法については、"4D v15への変換" ドキュメントの 付録: 変換に有用なメソッド を参照ください。

v15 の 4D または 4D Server (v11、v12、v13、v14 も同様) を使用して作成されたデータベースは 4D v16 において互換性があります (ストラクチャーとデータファイル)。どんなインタープリター版のストラクチャーファイルも変換することができます。変換するためには、4D v16 を起動し、そのストラクチャーファイル (xxx.4DB ファイル) をインタープリターモードで開くだけです。

ストラクチャーファイルが変換されることを警告するダイアログが表示されます:

ストラクチャーファイルが 4D v16 に変換されたあとは、その前のバージョンで開くことはできなくなります。

4D v15 および 4D v15 Rx のデータベースの変換を行う場合、データファイルは変換されません。
しかし、4D v14 およびそれ以前のデータベースを変換する場合はデータファイルも変換されるため、二つ目のダイアログが表示されます:

4D v16 用に変換されたデータファイルは、v14.4 以降 または 4D v15 (4D v14 R5) を使用すれば引き続き開くことができます。

Maintenance and Security Center(MSC) を再度使用してストラクチャーとデータの検査と修復を行ってください。

ストラクチャーに関する留意点:

  • オーファンメソッド (__Orphan__xxxxx) は MSC のログファイルに警告として記録されます。オーファンメソッドのコードが不要であることを確認したあと、これらはエクスプローラーを使って削除することができます。
  • フォーム上のオブジェクト名は重複してはいけません。これらは MSC のログファイルに警告として記録されます。データベースの修復を行うとこれらの名称を変更することができます (コードにオブジェクト名を使っている場合は確認が必要です)

ストラクチャーに関する新機能:

  • ストラクチャーで PICT フォーマットを使用しているピクチャーを検知します。MSC のドキュメントの アプリケーションの検証 を参照ください。

データに関する新機能: 重複不可フィールド内の重複を検知します。次の情報が追加で得られます:

  • MSC や VERIFY DATA FILE などのコマンドを使用した場合、生成されるログファイルにはテーブル名、フィールド名、そして重複している値が記録されます。
    注: データの入力中に重複する値を検知すると表示されるエラーダイアログボックスにも、テーブル名・フィールド名・重複値が表示されます。また、GET LAST ERROR STACK コマンドでも重複に関する詳細情報が得られます。
    4D がデータファイルを開く際にインデックスを構築 (あるいは再構築) する必要がある場合、重複不可に設定されている関連フィールドでの重複が自動で検知されます。この場合、データベースを開く前に特別な警告ダイアログボックスが表示され、重複した値を特定・削除するために必要な情報をユーザーに提供します:

Unicode ライブラリ (ICU - International Components for Unicode) のアップデートへの対応のため、4D v16 へのアップグレードの際にすべてのテキストおよびキーワードインデックスの再構築が必要です。変換されたデータベースを初めて起動させたときにこの処理は自動で行われます (注意: この処理にはかなりの時間を要する場合があります)。

同様に、v16 データベースを 4D v15 R5以前のバージョンで開こうとすると、すべてのテキストおよびキーワードインデックスの再構築がトリガーされます。

注: 4D v16 ではデータベース全体の再インデックスのアルゴリズムが大幅に最適化されました。プロセス全体が劇的に速くなり、最大で2倍の速さを達成しました。全体再インデックスは、例えばデータベース修復後や.4dindxファイルが削除された後では必須です。

 
 

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 変換の原則

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

4D v16への変換 ( 4D v16)
4D v16への変換 ( 4D v16.2)
4D v16への変換 ( 4D v16.3)