4D v16.3

メソッドエディター

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メソッドエディターウィンドウはいくつかのエリア+(ツールバー、編集エリア、リストエリア、ステータスバー、ブレークポイントエリア)+から構成されています。

リストエリアにリストを追加したり、行番号を隠したりするなど、メソッドエディターウィンドウの表示をカスタマイズできます。

メソッドエディターにはメソッドの実行と編集に関連する基本的な機能に素早くアクセスするためのツールバーがあります。

メソッド実行このボタンをクリックするとメソッドが実行されます。ボタンに割り当てられているメニューを使用して実行タイプを選択できます。このボタンはプロジェクトメソッドと一部のデータベースメソッドでのみ有効です。詳細はメソッドの実行を参照してください。
検索検索アイコンをクリックすると標準の検索ダイアログボックスが表示されます。このダイアログを使用してそのメソッド中を検索できます。ボタンの右にあるコンボボックスに検索キーワードを入力しEnter または Carriage returnを押すと直接検索が行われます。またコンボボックスには検索履歴も表示されます。メニューから検索文字を指定して検索を実行することもできます。詳細はメソッド中の検索と置換を参照してください。
マクロこのボタンをクリックすると、利用可能なマクロがすべて表示されます。詳細はマクロの作成と利用を参照してください。
すべて折りたたむ / すべて展開するこれらのボタンを使用してメソッドの制御フロー構造を折りたたんだり展開したりできます。詳細はメソッドを記述するを参照してください。
リストの表示/非表示このボタンを使用してウィンドウ下部のリストの表示/非表示を切り替えられます。詳細はこのページの"リストエリア"を参照してください。
メソッド情報このボタンをクリックするとメソッドプロパティウィンドウにアクセスできます (プロジェクトメソッドのみ)。詳細はプロジェクトメソッドプロパティを参照してください。
最新のクリップボード値このボタンには、ウィンドウ中でコピーされた最新の20個の文字列がメニューに表示されます。項目を選択するとその文字列がカーソルの位置に挿入されます。
クリップボード これら9つのアイコンは、メソッドエディターで利用可能な9つのクリップボードを表します。アイコンに番号が表示されている場合、クリップボードにデータが含まれていることを表します。オレンジアイコンのクリップボードは空です。これらのクリップボードはアイコンをクリックするかキーボードショートカットで利用できます。詳細はメソッドを記述するを参照してください。
ロック(4D Serverのみ) このアイコンが表示されている場合、そのメソッドは他のユーザーが開いているためロックされていることを表します。南京錠をクリックするとメソッドを再読み込みできます。(結果他のユーザーがhぞオンした内容が反映されます。)

編集エリアにはメソッドテキストが含まれます。このエリアを使用してメソッドテキストを入力/編集します。エディターは自動でメソッドテキストのインデントを設定し、異なるシンタックスごとに色を付けます。

このエリアの表示はカスタマイズできます。カスタマイズ内容はすべてのメソッドエディタに反映されます。

  • フォントフォントサイズ: メソッドエディター編集エリアの文字フォントとサイズは4D環境設定のメソッドページで設定します。またメソッド > 表示メニューからフォントを大きくフォントを小さくサブメニューを選択して変更することもできます。
  • システム要素のスタイルとカラー: 4DやSQLランゲージの各要素タイプごとに異なる色やスタイルを割り当てることができます。これを行うにはランゲージ要素 (変数やキーワード等) 上でコンテキストメニューを表示し、スタイルサブメニューからオプションを選択します。変更はすべてのエディターの同じタイプの要素に適用されます。このオプションは4D環境設定のメソッドページでも設定できます。
  • スペース: 単語間のスペースを空白ではなくピリオドで表示することができます。これを行うにはメソッドメニューから表示 > ホワイトスペースと選択します。この設定はすべてのコード要素に適用されます。
  • コードインデント幅: このオプションは4D環境設定のメソッドページで設定できます。
  • インターフェースカラー: 編集エリアのインターフェース (ハイライト、背景等) に使用されるカラーを4D環境設定のメソッドページで設定できます。

エリアへのコード入力についてはメソッドを記述するを参照してください。

リストエリアにはメソッドの記述に必要となるコード要素 (コマンド、定数、フォーム等) のリストを1つ以上表示できます。表示するリストの数や種類を変更できます。

デフォルトで4つのリストが表示されます。リストの境界をドラッグして相対的にリストの幅を調整できます。またリストと編集エリアの境界線をドラッグするとリストの高さを調整できます。

  • リスト中の項目をダブルクリックすると、現在のカーソル位置にその項目が挿入されます。
  • リストに表示内容を変更する: リストのタイトルエリアをクリックするとポップアップメニューが表示され、その中から表示したい項目を選択します。
  • リストを追加/削除する: リストのタイトルエリアをクリックし、一番下の対応するメニューを選択します。
    エディターウィンドウには最低一つのリストが表示できるよう設定されていなければなりません。このリストを削除コマンドは、残りリストが1つのときは無効になります。リストを表示したくない場合はツールバーのボタンをクリックするか、環境設定でリストのデフォルト表示モードを設定します。
  • すべてのウィンドウでリストを非表示にするにはメソッドメニューの表示>リストオプションの選択を解除するか、4D環境設定のメソッドページページでリスト表示オプションの選択を解除します。設定の変更は次回メソッドを開いた際に有効となります。

メソッドエディター中で設定した内容をテンプレートとして保存できます。詳細はテンプレートとして保存を参照してください。

メソッドエディターウィンドウのリストエリアには以下の項目を表示できます:

  • すべてのテーブル/フィールド: データベーステーブルとフィールドの名前 (階層リスト形式)。ダブルクリックでフィールド名を挿入すると、4Dはシンタックスに合わせてテーブル名も挿入します。
  • テーブル (サブメニュー): サブメニューを使用して選択したテーブルのフィールド名。
  • カレントテーブル: カレントテーブルのフィールド名 (トリガー、フォームメソッド、オブジェクトメソッドで利用可能)。
  • プロジェクトフォーム: データベースに定義されたプロジェクトフォーム名。プロジェクトフォーム名をダブルクリックすると、4Dはダブルクォートで囲まれたフォーム名を挿入します。
  • テーブルフォーム: データベースに定義されたテーブルフォーム名 (階層リスト形式)。ダブルクリックでテーブルフォーム名を挿入すると、4Dはテーブル名の後にセミコロン、そしてダブルクォートで囲まれたフォーム名を挿入します。 
  • メソッド: データベースに定義されたプロジェクトメソッド名。
  • すべてのフォルダー: データベースに定義されたオブジェクトフォルダーおよびサブフォルダー名 (階層リスト形式)。フォルダーはカスタマイズされた方法でオブジェクトをグループ化するために使用します。フォルダーはエクスプローラーのホームページで管理します。
  • フォルダー (サブメニュー): サブメニューを使用して選択されたフォルダーの中身。
  • マクロ: データベースに定義されたマクロ名 (マクロの作成と利用参照)。
  • コマンド: 4Dランゲージコマンド (文字順)。
  • コマンド (テーマ別): テーマごとにグループ化された4Dランゲージコマンド (階層リスト形式)。
  • メニューバー: 4Dメニューバーエディターで作成したメニューバーの名前と番号 (メニューとメニューバー参照)。
  • 定数: 4Dやプラグインに定義された定数 (テーマ別階層リスト形式)。
  • リスト: リスト名。
  • ピクチャー: ピクチャーライブラリに格納されたピクチャーの名前と番号。
  • すべてのプラグインコマンド: データベースにインストールされたプラグインコマンド名 (テーマ別階層リスト形式)。
  • プラグインコマンド (サブメニュー): サブメニューを使用して選択されたプラグインのコマンド名。
  • SQLキーワード: 4DのSQLシンタックスパーサーが解釈可能なキーワードのリスト。このリストにはコマンド、句、関数が含まれます。
  • SQL関数: 4D SQL関数。

注: マクロ要素を除き、すべてのリストは文字順です。

編集エリアの左にあるこのエリアには行番号を表示したり、ブレークポイントを直接挿入したりできます。ブレークポイントはプログラム開発フェーズのデバッグに使用します。プログラムはブレークポイントが設定された場所で実行を停止し、デバッガーを表示します (インタープリターモードのみ)。

ブレークポイントを挿入するには、ブレークポイントを挿入したい行のブレークポイントエリアをクリックするか、その行で表示したコンテキストメニューのブレークポイントをトグルコマンドを選択します。ブレークポイントが挿入された行には赤点が表示されます。

データベースに設定されたブレークポイントのリストはランタイムエクスプローラーで確認できます。

ブレークポイントを削除するには赤点をクリックするか、ブレークポイントをトグルコマンドを再度選択します。

一時的にブレークポイントを無効にしたりそのプロパティを変更するには、Alt キー (Windows) または Option キー (Mac OS) を押しながらブレークポイントをクリックするか、エディターのコンテキストメニューからブレークポイント編集コマンドを選択します。ブレークポイントに関する詳細な説明は4Dランゲージリファレンスのブレークポイントを参照してください。

メソッドエディターの各ウィンドウごとにブレークポイントエリアの行番号表示/非表示を切り替えられます。

  • 行番号表示/非表示のデフォルト設定は4D環境設定メソッドページ行番号表示で設定します。
  • 各ウィンドウの設定を切り替えるには、メソッドメニューの表示 > 行番号コマンドを選択します。

行番号を表示すると、ウィンドウ中で特定の行を見つけやすくなります。メソッドメニューの行番号を指定して移動...コマンドを利用する場合も、この行番号を使用します (メソッド中の検索と置換の"行番号を指定して移動"参照)。

エディターウィンドウの右下にはステータスバーがあり、カーソルの位置を表示します: 

  • : 行番号
  • 階層: 階層番号。プログラム構造の階層レベル。先頭のレベルは0です。この数値はコード中でエラーが発生した際にインタープリターから提供されるのでデバッグ時に利用できます。
  • 文字: 行中の文字位置。

メソッドエディターウィンドウに設定したパラメーターをテンプレートとして保存できます。テンプレートとして保存すると、新規メソッドエディターを開くたびにその設定が使用されます。

テンプレートには以下のパラーメーターが保存されます:

  • 編集とリストエリアの相対サイズ
  • リストの数
  • 各リストの位置と表示内容
  • 各リストの相対幅

設定をテンプレートとして保存するには、メソッドメニューからテンプレートとして保存を選択します。テンプレートは4Dアプリケーションの環境設定に即座に保存されます。既存のテンプレートは上書きされます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: メソッドの編集

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)