空のデータベースを作成するか、または他のデータベースから書き出したストラクチャー定義からデータベースを作成することができます。
4Dアプリケーションで作成した場合も、4D Serverアプリケーションで作成した場合も、同じ方法でデータベースを作成できます。
テーブルやフィールドおよびフォームなどを全く含まない空のデータベースを作成できます。
空のデータベースを作成するには以下の通りにします:
- ファイルメニューまたは4Dツールバーのボタンから新規 > データベース...を選択します。ツールバーの"新規"ボタンを直接クリックすることもできます。
標準の保存ダイアログボックスが表示され、4Dデータベースの名称と場所を選択できます:
![](../../picture/100108/pict100108.en.png)
- データベースの名称を入力し、保存をクリックします。
OSが許可するファイル名を指定できます。
注意: データベースを他のプラットフォームで利用する場合には、そのプラットフォームの規則に従う事を考慮しなければなりません。例えば、バックスラッシュ(¥)記号はOS Xでは問題ありませんが、Windowsでは許されません。
ダイアログボックスを受け入れると、4Dは (データベースが開かれていれば) カレントデータベースを閉じ、指定した名称で指定した場所にフォルダーを作成し、データベースとして動作するために必要なファイル一式をそこに配置します。4Dデータベースのアーキテクチャーに関する詳細はデータベースアーキテクチャーを参照してください。
4Dアプリケーションウィンドウにエクスプローラーが表示されます。ここからプロジェクトフォームを作成したり、ストラクチャーエディターでテーブルやフィールドを追加することができます。
XMLフォーマットで書き出されたストラクチャー定義を使用して、同じ構造のデータベースを新規に作成できます。この場合ストラクチャー定義は、必要に応じて複製が可能なストラクチャーテンプレートとみなすことができます。詳細はストラクチャー定義の書き出しと読み込みを参照してください。
XMLストラクチャー定義はそのまま、あるいはXMLエディターで編集して、使用することができます。これはプログラムでストラクチャーを生成するために使用されるいかなるタイプのメカニズムも利用できることを意味します。
さらに4Dストラクチャー定義XMLファイルの内部フォーマットは公開されているので (4Dストラクチャー定義のフォーマット参照)、他のデータベース環境やデザインアプリケーションからこのタイプのファイルを構築し、自動で4Dデータベースを生成することができます。
ストラクチャー定義からデータベースを作成するには以下の手順に従います:
- ファイルメニューまたは4Dツールバーから新規 > ストラクチャー定義を使用したデータベース...を選択します。
標準のドキュメントを開くダイアログボックスが表示され、開く定義ファイルを選択できます。4Dストラクチャ定義の文法に準拠したXMLフォーマットのファイルを選択しなければなりません (プログラムはDTDを使用してファイルを検証します)。 - ストラクチャー定義ファイルを選択してOKをクリックします。
4Dは作成するデータベースの名称と配置場所を指定するダイアログボックスを表示します。 - データベースの名称と場所を選択して、保存をクリックします。
XMLが妥当であれば、4Dは (開かれていれば) カレントデータベースを閉じ、ストラクチャー定義に基づき新しいストラクチャーを作成します。指定された場所に指定された名称でフォルダーが作成され、データベースとして動作するために必要なファイルがすべて配置されます。そして
エクスプローラーウィンドウが表示されます。