以前のバージョンの4Dまたは4D Serverで作成されたデータベースは 4D v16 と互換性があります (ストラクチャーおよびデータファイル)。
注:
- v15 のデータファイルは、4D v16 で一度開いた場合にも、元のバージョンで再度開くことができます。
- インタープリターストラクチャーファイルであればどのようなものでも変換することができます。ただしファイルにはコンパイル済みのコードが含まれている場合があり、この場合には変換後にデータベースを再コンパイルする必要があります。
v14以前のバージョンのデータベースでプライマリーキー (主キー) がないものを変換しようとした場合、警告ダイアログボックスが表示されます。この点については後述の「プライマリーキーエラーウィンドウ」の章にて詳細な説明があります。
v15のデータベースは、4D v16で開いたときに直接変換されます。その際ダイアログボックスが表示され、ストラクチャーファイルが変換され以前のバージョンのプログラムでは開けなくなる旨が表示されます。
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データファイルは直接開かれるため変換はされず、4D v15 でも再度開くことができます。
v15のデータベースと同様、v13あるいはv14のデータベースは4D v16で開いた際に直接変換されます。ストラクチャーファイルが変換されますというダイアログボックス(上記参照)が表示されたあと、続けてデータファイルが変換されv14.4あるいはv14 R5より前のバージョンでは開けなくなるというダイアログボックスが表示されます。
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したがって、v13 のデータファイルは一度変換してしまうと 4D v13 では開けなくなりますが、v14 のデータファイルは変換後も 4D v14 で開くことができます。
v13より前のバージョンのデータベースを変換する際の情報については、4D v13のドキュメント内のConverting databases from previous versionsを参照してください。
4D v14以降、ログファイルの使用には、ログファイルを使用するためにはログを取るテーブルが全て有効なプライマリーキーを持っている必要があります(ログファイルの管理 を参照して下さい)。
データベース内に、有効なプライマリーキーをないテーブルが少なくとも一つある場合にはエラーダイアログボックスが表示されます。
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このダイアログボックスは以下のタイミングで現れます:
- v15のデータベースへと変換した後。
- v15のデータベース内でログファイルを使用のオプションにチェックを入れた後。
注: データログがデータベース内で有効化されていないとき、エラーダイアログボックスはプライマリーキーエラーに関わらずデータベースを開くというオプションを提供します。
データベースストラクチャーにアクセスできる場合、ダイアログボックスはいくつかの選択肢を表示します。またボックス下部を展開すると、プライマリーキーを持っていないテーブルの一覧が表示されます:
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その後選択できるオプションは以下の通りです:
- コピー: ウィンドウからの情報を解析のためにクリップボードへコピーします。
- データベースを閉じる: データベースには何も触れずに閉じます。
- 続ける: エラーを処理せずにデータベースを開きます。この場合、データベースのログは無効になり(ログファイルを使用のオプションのチェックが外れます)、データベースは正常に使用できます。データベースにてログファイルを使用したくない場合に有用です(ただし推奨されません)。
- アシスタントを起動: プライマリーキー管理ウィンドウを表示し、データベース内の全テーブルを更新します。データベースを更新する場合にはこのオプションの仕様が推奨されます。アシスタントについては プライマリーキー管理 のセクションで詳細な説明があります。
データベースストラクチャーへのアクセスがない場合、データログを有効化することはできません。データベース管理者へと連絡を取ることを勧めるメッセージが表示されます。
4D v16はv15のコンポーネント(あるいはv14やv13やv12やv11のものでも可)を、コンパイル済みのものもインタープリタのもの、変換や確認ダイアログボックスなしに直接開くことができます。コンポーネントは常に読み込みのみモードで開かれる点に留意してください。
コンポーネントの再コンパイルは不要ですが、v16への変換は.4DBファイルのみ可能です。.4DCファイルはアップグレードできません。