データベースにおいて情報はテーブルに格納されます。各テーブルは特定の情報を扱います。例えば“sales contacts”データベースには個人情報を格納するテーブルと会社関連の情報を格納するテーブルがあるでしょう。
データを入力したり表示したりするためにはフォームを使用します。データベースの各テーブルはカレントの入力フォームと出力フォームを持ちます。入力フォームは一度にひとつのレコードを表示します。入力フォームを使用して1レコードに対しデータを入力したり、表示、あるいは更新を行ったりします。出力フォームは複数のレコードを一覧形式で表示します。出力フォームでは複数レコードのなかから目的のレコードを探したり、レコードを選択したり、一覧の印刷を行ったりできます。出力フォーム中で直接レコードを作成したり変更したりすることもできます。
レコード表示ウィンドウに表示するテーブルを別のテーブルに切り替えたり、入出力フォームを変更したりできます。
アプリケーション環境では通常このような変更はカスタムインターフェースを使用して行います。テーブルやフォームの切り替えは4Dランゲージコマンドを使用して行います。
デザインモードでは特別なコマンドを利用して、いつでもテーブルやフォームを切り替えられます。
各テーブルはカレント入出力フォームを持ちます。これらのデフォルトフォームはデータベースの各テーブルごと、エクスプローラーを使用して指定します。セッション中は他のフォームを指定するまで、自動でこれらのフォームが使用されます。
データを表示するテーブルを切り替えるには、4Dツールバーのテーブルボタンを使用します。表示するテーブルやフォームを選択するには、テーブルリストウィンドウを使用します。このウィンドウを使用すれば素早くテーブルやフォームを切り替えることができます。入出力フォームを使用している最中でも、テーブルやフォームを切り替えることが可能です。選択は即座に適用されます。
テーブルリストウィンドウを使用してテーブルやフォームを選択するには:
- レコードメニューからテーブルリストコマンドを選択します。
テーブルリストウィンドウが最前面になります。
![](../../picture/463009/pict463009.ja.png)
必要であればスクロールバーやウィンドウのリサイズを使用して、目的のテーブルを表示します。 - ウィンドウ中でテーブル名をクリックします。
4Dは出力フォームを使用してこのテーブルのカレントセレクションを表示します。
ウィンドウ中の各テーブルの左には入力フォームと出力フォームを表す2つのアイコンが表示されます。左のアイコン
をクリックすると入力フォームのリストが表示され、右側のアイコン
をクリックすると出力フォームのリストが表示されます。
カレントフォームを変更するには:
- カレントフォームを変更したい入力または出力フォームのアイコンをクリックします。
選択されたテーブルの入力または出力フォームのリストがドロップダウンメニューが表示されます。現在使用されているフォームの名前には下線が引かれます。
![](../../picture/463021/pict463021.ja.png)
- 使用したいフォームを選択します。
この設定は他のフォームを選択するか、データベースを終了するまで有効です。
注: デフォルトの入力および出力フォームはエクスプローラーの
フォームページで指定します。詳細は
詳細/一覧フォームを指定するを参照してください。