4D v16.3

BLOB to text

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BLOB to text

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BLOB to text ( BLOB ; textFormat {; offset {; textLength}} ) -> 戻り値 
引数   説明
BLOB  BLOB in テキストを取り出すBLOB
textFormat  倍長整数 in テキストのフォーマットと文字セット
offset  変数 in BLOB内のオフセット (バイト単位)
in 読み込み後の新しいオフセット
textLength  倍長整数 in 読み込む文字数
戻り値  テキスト in 取り出したテキスト

説明   

BLOB to text コマンドはBLOB blobからテキストを読みだして、返します。

textFormat 引数は、読み込むテキスト値の内部フォーマットと文字セットを指定します。4Dバージョン11以降で作成されたデータベースでは、4Dはテキストの処理にデフォルトでUnicode (UTF-8) を使用します。互換性を保つため、このコマンドに、以前のバージョンの4Dで使用されていたMac Roman文字セットへの変換を強制することもできます。文字セットはtextFormat 引数で指定します。これを行うには、BLOB テーマの以下の定数のうちいずれかをtextFormat 引数に渡します:

定数
Mac C string 倍長整数 0
Mac Pascal string 倍長整数 1
Mac text with length 倍長整数 2
Mac text without length 倍長整数 3
UTF8 C string 倍長整数 4
UTF8 text with length 倍長整数 5
UTF8 text without length 倍長整数 6

Notes:

  • “UTF8”から始まる定数は、Unicodeモードのアプリケーションでのみ使用できます。
  • “Mac”から始まる定数は、32 KBまでのテキストを扱えます。
  • UTF-8以外の文字セットを使用するには、Convert to text コマンドを使用します。

これらの定数とフォーマットに関する詳細は、TEXT TO BLOB コマンドの説明を参照してください。

警告: 読み込む文字数はtextFormat 引数により決定されます。ただしMac Text without lengthUTF8 Text without lengthは除きます。これらの場合、引数 textLengthで読み込む文字数を指定しなければなりません。他のフォーマットでは、textLengthは無視され、省略できます。

オプションのoffset変数引数を渡すと、テキスト値は0から始まるオフセット位置から読み込まれます。offset変数引数を指定しないと、BLOBの先頭からtextFormatに渡した値に基づき読み込まれます。文字長が指定されないテキストを読み込む際には、offset変数引数を渡さなければならないことに注意してください。

Note: オフセット値として、0 (ゼロ) からBLOBサイズ-テキストサイズの間の数値を渡さなければならないことに注意してください。そうでなければ戻り値は予期できないものとなります。

呼び出し後、offset変数は、読み込まれたバイト数分だけインクリメントされます。したがって、同じoffset変数を別のBLOB読み込みコマンドにも使用し、別の値をBLOBから読みだすことができます。



参照 

BLOB to integer
BLOB to longint
BLOB to real
Convert to text
INTEGER TO BLOB
LONGINT TO BLOB
REAL TO BLOB
TEXT TO BLOB

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: BLOB
番号: 555

This command can be run in preemptive processes

 
履歴 

変更: 4D v11 SQL

 
タグ 

UTF8, Text

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)