4D Internet Commands v16

POP3_Charset

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4D Internet Commands v16
POP3_Charset

POP3_Charset 


 

POP3_Charset ( decodeHeaders ; bodyCharset ) -> 戻り値 
引数   説明
decodeHeaders  整数 in -1 = 現在の設定を使用, 0 = 管理しない, 1 = ISO-8859-1またはISO-2022-JPの場合Mac OS文字セットに変換、拡張文字をデコード
bodyCharset  整数 in -1 = 現在の設定を使用, 0 = 管理しない, 1 = ISO-8859-1またはISO-2022-JPの場合Mac OS文字セットに変換
戻り値  整数 in エラーコード

説明   

POP3_Charset コマンドはPOP3やMSGコマンドでメッセージを処理する際の、拡張文字の自動サポートを設定します。このコマンドが呼び出されないか引数に0が設定されていると、バージョン6.7以降の4D Internet Commandsもバージョン6.5.xと同様に動作します。

POP3_Charset を使用してまずヘッダーの拡張文字のデコード管理方法を指定し、次にメッセージボディとヘッダーの文字セットの変換の管理を指定します。

このコマンドは、“Subject” やメールアドレスなどのメッセージヘッダーに含まれる拡張文字のサポートに有用です (例えば“=?ISO-8859-1?Q?Test=E9?= <test@n.net >”のようなメールアドレスのデコード)。

decodeHeaders 引数は、POP3_MsgLstMSG_FindHeader (互換性の注意を参照) コマンドが実行される際に、ヘッダーのデコードや変換の処理方法を指定します。デフォルト値は0です。

  • -1: 現在の設定を使用
  • 0: 管理しない
  • 1: 必要に応じてヘッダをデコードする。デコードが行われまた指定された文字セットがISO-8859-1またはISO-2022-JPである場合、ヘッダーは4D文字列に自動で変換されます。
互換性の注意 (version 6.8.1): MSG_Charset コマンドが事前に実行されていなければ、POP3_CharsetPOP3_MsgLstと同様にMSG_FindHeaderにも適用されます。

bodyCharset 引数は、MSG_GetBody (互換性の注意を参照) コマンドが実行される際に、メッセージボディの文字セットの変換方法を指定します。デフォルト値は0です。
  • -1: 現在の設定を使用
  • 0: 管理しない
  • 1: “Body-Content-Type”の文字セットがISO-8859-1またはISO-2022-JPに設定されている場合、メッセージボディは4D文字列に自動で変換されます。
互換性の注意 (version 6.8.1): MSG_Charset コマンドが事前に実行されていなければ、POP3_CharsetMSG_GetBody にも適用されます。

バージョン6.5.x の4D Internet Commandsを使用する:

 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from)
 $from:=ISO to Mac($from)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to)
 $to:=ISO to Mac($to)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc)
 $cc:=ISO to Mac($cc)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject)
 $subject:=ISO to Mac($subject)
 
 $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize)
 $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent)
 $BodyContent:=ISO to Mac($BodyContent)

バージョン6.7の4D Internet Commandsを使用する:

 $Err:=POP3_Charset(1;1)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject)
 
 $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize)
 $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent)

バージョン6.8の4D Internet Commandsを使用する:

 $Err:=MSG_Charset(1;1)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"From";$from)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"To";$to)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Cc";$cc)
 $Err:=MSG_FindHeader($msgfile;"Subject";$subject)
 
 $Err:=MSG_MessageSize($msgfile;$HdrSize;$BdySize;$MsgSize)
 $Err:=MSG_GetBody($msgfile;0;$BdySize;$BodyContent)



参照 

MSG_Charset
SMTP_Charset

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Internet Commands
テーマ: IC POP3 メール閲覧
番号: 88891

 
履歴 

変更: 4D Internet Commands 6.8.1

 
ARTICLE USAGE

4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v16)