4D v14.3

MESSAGE

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4D v14.3
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MESSAGE ( message ) 
引数   説明
message  文字 in 表示するメッセージ

説明   

MESSAGE コマンドは、通常ユーザに対して何らかの動作を知らせるために使用します。このコマンドは画面上の特別なメッセージウィンドウに message を表示します。このメッセージウィンドウは、 Open window を使って(後述)あらかじめ開かれたウィンドウを使用していないかぎり、MESSAGE コマンドをコールするたびに表示されたり閉じられたりします。このメッセージは一時的なもので、フォームを表示する、またはメソッドの実行が終了するとすぐに消去されます。別のMESSAGE コマンドを実行すると古いメッセージは、消去されます。

Open window でウィンドウを開いている場合、続く MESSAGE コマンドの呼び出しはすべてそのウィンドウにメッセージを表示します。ウィンドウはターミナルのようなに振舞います:

  • 一連のメッセージがこのウィンドウで表示されると、前のメッセージを消去しません。その代わりに、新しいメッセージは既存のメッセージに続けて表示されます。
  • メッセージがウィンドウの幅よりも長い場合、4Dは自動的に改行を行います。
  • メッセージの行がウィンドウの高さより高い場合、4Dは自動的にメッセージウィンドウをスクロールします。
  • 行の制御を行うには、メッセージ中にキャリッジリターン (Char(13) または "\r") を挿入します。
  • ウィンドウの特定の位置にメッセージを表示するには、GOTO XYコマンドを使用します。
  • ウィンドウの内容を消去するには、ERASE WINDOWコマンドを使用します。
  • このウィンドウは単なる出力用ウィンドウであり、別のウィンドウがオーバーラップしても再描画されません。
  • ウィンドウに表示される文字のフォントとサイズは、データベース設定"インターフェース"ページ内にて変更することができます。

以下の例は、レコードセレクションを処理し、MESSAGEコマンドをコールしてユーザに処理の進捗状況を知らせます:

 For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
    MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord))
  ` Do Something with the record
    NEXT RECORD([anyTable])
 End for

MESSAGEをコールするたびに、以下のウィンドウが表示されては消えます:

ウィンドウのちらつきを避けるため、以下の例題のようにOpen windowで開いたウィンドウにメッセージを表示することができます:

 Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
 For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
    MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord))
  ` Do Something with the record
    NEXT RECORD([anyTable])
 End for
 CLOSE WINDOW

結果は以下の通り:

改行を追加し、見やすくします:

 Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
 For($vlRecord;1;Records in selection([anyTable]))
    MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord)+Char(Carriage return))
  ` Do Something with the record
    NEXT RECORD([anyTable])
 End for
 CLOSE WINDOW

結果は以下の通り:

GOTO XYコマンドを使用し、何行か追加します:

 Open window(50;50;500;250;5;"Operation in Progress")
 $vlNbRecords:=Records in selection([anyTable])
 $vhStartTime:=Current time
 For($vlRecord;1;$vlNbRecords)
    GOTO XY(5;2)
    MESSAGE("Processing record #"+String($vlRecord)+Char(Carriage return))
  ` Do Something with the record
    NEXT RECORD([anyTable])
    GOTO XY(5;5)
    $vlRemaining:=(($vlNbRecords/$vlRecord)-1)*(Current time-$vhStartTime)
    MESSAGE("Estimated remaining 時間: "+Time string($vlRemaining))
 End for
 CLOSE WINDOW

結果は以下の通り:

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: メッセージ
番号: 88

 
履歴 

変更: 4D 2004

 
参照 

CLOSE WINDOW
ERASE WINDOW
GOTO XY
Open window

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)