4D v14.3

LAUNCH EXTERNAL PROCESS

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4D v14.3
LAUNCH EXTERNAL PROCESS

LAUNCH EXTERNAL PROCESS 


 

LAUNCH EXTERNAL PROCESS ( fileName {; inputStream {; outputStream {; errorStream}}} )  
引数   説明
fileName  文字 in ファイルパスと起動するファイルの引数
inputStream  文字, BLOB in 入力ストリーム(stdin)
outputStream  文字, BLOB in 出力ストリーム(stdout)
errorStream  文字, BLOB in エラーストリーム(stderr)

説明   

LAUNCH EXTERNAL PROCESSコマンドを使用して、Mac OS XとWindowsで4Dから外部プロセスを起動させることができます。
Mac OS Xでは、コマンドを用いてターミナルから起動できる実行可能なアプリケーションへアクセスできます。

注: このコマンドは、4D PackのAP_Sublaunchコマンドと同じ機能 (と拡張された特徴) を持ちます。

実行するアプリケーションの固定されたファイルパスと (必要に応じて) 引数を引数fileNameに渡します。
Mac OS Xではアプリケーション名を渡すこともできます。4Dは環境変数PATHを使用して、実行可能ファイルを探します。

警告: このコマンドは実行可能なアプリケーションのみを起動することができます。シェル (コマンドインタプリタ) の一部である命令は実行できません。例えば、Mac OSではこのコマンドを用いてecho命令やインダイレクトを実行することはできません。

オプションのinputStream引数は外部プロセスのstdinを格納します。コマンドが実行されると、引数outputStreamerrorStream (渡した場合) は外部プロセスのstdoutstderrをそれぞれ返します。32KBまたはバイナリデータ(ピクチャのような) より大きなサイズのテキストデータを処理する場合、文字列の代わりにBLOB引数を使用します

: SET ENVIRONMENT VARIABLEコマンド経由(非同期実行) で環境変数_4D_OPTION_BLOCKING_EXTERNAL_PROCESS を使用した場合、引数outputStreamerrorStreamは返されません。

Application/UtilitiesフォルダにあるMac OS Xターミナルを使用します。

1. ファイルに対してパーミッションを変更する(chmod はファイルアクセスを変更するために使用するMac OS Xコマンドです)

 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("chmod +x /folder/myfile.txt")

2. テキストファイルを編集する(catはファイルを編集するために使用するMac OS X マンドです)。この例ではコマンドの完全なアクセスパスが渡されています。

 C_TEXT(input;output)
 input:=""
 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("/bin/cat /folder/myfile.txt";input;output)

3. "Users" フォルダの内容を取得する(ls -lはDOSのdir コマンド に相当するMac OS Xコマンドです)

 C_TEXT($In;$Out)
 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("/bin/ls -l /Users";$In;$Out)

4. 独立している"グラフィック" アプリケーションを起動させるには、openシステムコマンドを使用するのが望ましいです(この場合、LAUNCH EXTERNAL PROCESS ステートメントはアプリケーションをダブルクリックすることと同じ効果があります) 。

 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("open /Applications/Calculator.app")

5. NotePadを開く

 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("C:\\WINDOWS\\notepad.exe")

6. Notepadを開き、特定のドキュメントを開く

 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("C:\\WINDOWS\\notepad.exe C:\\Docs\\new folder\\res.txt")

7. MicrosoftR WordRアプリケーションを起動させて、特定のドキュメントを開く(2つの""を使用)

 $mydoc:="C:\\Program Files\\Microsoft Office\\Office10\\WINWORD.EXE \"C:\\Documents and Settings\\Mark\\Desktop\\MyDocs\\New folder\\test.xml\""
 LAUNCH EXTERNAL PROCESS($mydoc;$tIn;$tOut)

8. Perlスクリプトを実行する(ActivePerlを必要とします):

 C_TEXT($input;$output)
 SET ENVIRONMENT VARIABLE("myvariable";"value")
 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("D:\\Perl\\bin\\perl.exe D:\\Perl\\eg\\cgi\\env.pl";$input;$output)

9. コンソールを表示せずにカレントディレクトリでコマンドを実行させる

 SET ENVIRONMENT VARIABLE("_4D_OPTION_CURRENT_DIRECTORY";"C:\\4D_VCS")
 SET ENVIRONMENT VARIABLE("_4D_OPTION_HIDE_CONSOLE";"true")
 LAUNCH EXTERNAL PROCESS("mycommand")

10. ユーザが選択した外部ドキュメントをWindowsで開く

 $docname:=Select document("";"*.*";"Choose the file to open";0)
 If(OK=1)
    SET ENVIRONMENT VARIABLE("_4D_OPTION_HIDE_CONSOLE";"true")
    LAUNCH EXTERNAL PROCESS("cmd.exe /C start \"\" \""+$docname+"\"")
 End if

コマンドが正しく実行されるとシステム変数OKは1に設定されます。そうでなければ (ファイルが見つからない、メモリが足りないなど) 0が設定されます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ツール
番号: 811

このコマンドはOKシステム変数を更新します

 
履歴 

初出: 4D 2004

 
参照 

SET ENVIRONMENT VARIABLE

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6)
ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)