4D v14.3

CHANGE CURRENT USER

ホーム

 
4D v14.3
CHANGE CURRENT USER

CHANGE CURRENT USER 


 

CHANGE CURRENT USER {( user ; password )} 
引数   説明
user  文字, 倍長整数 in 名前またはユニークなユーザID
password  文字 in パスワード (暗号化されていない)

説明   

CHANGE CURRENT USER コマンドを使用すると、データベースを終了させずに、現在のユーザを変更できます。ユーザはデータベース接続ダイアロ グボックス (引数なしでコマンドが呼び出された場合) を使用して、またはコマンドから直接、ログインユーザを変更することが可能です。ユーザがログインを変更すると、選択されたユーザが保有する権限を優先す るため、以前のアクセス権はすべて放棄されます。

引数なしで CHANGE CURRENT USER コマンドが実行されると、データベース接続ダイアログボックスが表示されます。データベースへ入るには、ユーザは必ず有効な名前とパスワードを入力または選択しなければなりません。接続ダイアログボックスの内容は、データベース環境設定の セキュリティページに依存します。

注: このコマンドを使用するためにはアクセス管理システムが有効化されている必要があります。言い換えると、Designer にパスワードが割り当てられている必要性があります。そうでない場合には、CHANGE CURRENT USER には何の効力もなく、ユーザーを切り替えるための標準ウィンドウは表示されません。

また、使用するアカウントをプログラミングで指定するには、2つのオプション引数 userpassword を渡します。
引数 user には、使用するアカウントの名前またはユニークなユーザID (userRef) を渡します。 GET USER LIST コマンドを用いて、ユーザ名とIDを取得できます。

ユーザIDユーザ説明
1Designer
2Administrator
3 ~ 15000Designerによって作成されたユーザ。(ユーザ番号3は、Designerによって最初に作成されたユーザ、ユーザ番号4は2番目に作成されたユーザなど)
-11 ~ -15010Administratorによって作成されたユーザ。(ユーザ番号-11は、Administratorによって最初に作成されたユーザ、ユーザ番号-12は、2番目に作成されたユーザなど)

ユーザアカウントが存在しない場合や削除された場合、エラーコード -9979が返されます。 ON ERR CALL コマンドを用いてインストールされたエラー処理メソッドでこのエラーを検知することができます。その他では Is user deleted コマンドを呼び出してユーザアカウントをテストし、その後このコマンドを呼び出す方法があります。

暗号化されていないユーザアカウントのパスワードを引数 password に渡します。パスワードがユーザと一致しない場合、コマンドはエラーメッセージ -9978を返し、何も行いません。

フラッディング (ブルートフォース攻撃) 、つまり、複数のユーザ名とパスワードの組み合わせによる試みを防ぐために、コマンドは遅れて実行されます。その結果、このコマンドを4回呼び出した後 は、10秒経った後にコマンドは実行されます。この遅れは、ワークステーション全体を通して発生します。

CHANGE CURRENT USER コマンドを使用して、名前とパスワード (入力と有効期限のルール付きの) を入力するためのカスタムダイアログボックスを設定することができます。 このダイアログボックスには、4Dのアクセスコントロールシステムと同じメリットがあります。

次のように機能します。

  1. "デフォルトユーザ" モードでは、ダイアログボックスは表示されず、直接データベースへ入ります。
  2. は、ユーザ名とパスワードを入力するためのカスタムダイアログボックスを表示します。実行可能な処理はすべてダイアログに表示されています。
    • 4Dの標準アクセスダイアログボックスと同様に、GET USER LIST コマンドを使用してデータベースのユーザリストを表示できます。
    • 入力された文字の有効性をチェックするための様々な規制 (最低文字数、ユニークなど) を、パスワード入力フィールドにつけられます。 
    • 入力中のパスワードの文字を画面上でマスクするには、FILTER KEYSTROKE コマンドと特別な%password フォントを使用します。
    • 有効期限に関する規則は、ダイアログボックスを受け入れる時に適用できます。期限切れ、初期の接続への変更、数回に及ぶ不正入力後のアカウントロック、既に使用されたパスワードのメモリーなど。
  3. 入力が有効になると、ユーザのアカウント権限でデータベースを開くために、必須情報 (ユーザ名とパスワード) が CHANGE CURRENT USER コマンドに渡されます。

例題  

以下の例題を使用して、接続ダイアログボックスを表示します。

 CHANGE CURRENT USER

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: ユーザ&グループ
番号: 289

 
履歴 

変更: 4D 2004

 
参照 

CHANGE PASSWORD

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v11 SQL Release 6)
ランゲージリファレンス ( 4D v12.4)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R2)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R3)
ランゲージリファレンス ( 4D v13.5)
ランゲージリファレンス ( 4D v14.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v14 R4)