4D Write v14

WR INSERT EXPRESSION

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WR INSERT EXPRESSION

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WR INSERT EXPRESSION ( area ; expression {; numFormat {; dateFormat {; timeFormat {; destination {; size}}}}} ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D Write エリア
expression  文字 in 挿入する式
numFormat  文字 in 数値フォーマット
dateFormat  整数 in 日付フォーマットの番号
timeFormat  整数 in 時間フォーマットの番号
destination  倍長整数 in ピクチャーを配置する場所
size  倍長整数 in 0=サイズを固定、1=サイズを調整

説明   

WR INSERT EXPRESSIONコマンドはareaexpression の参照を挿入し、現在選択されているテキストと置き換えます。

expression は、値を返す有効な4D式でなければなりません。expression は、4Dの変数や関数、値を返すステートメント、外部関数やユ
ーザ定義の関数 (プロジェクトメソッド) です。expression が変数の場合、ダブルクォーテーション("")の間に名前を渡します。
expression がキャリッジリターンやタブを含む値を返す場合、4D Write はそのexpression がある段落のルーラーに従ってテキストをフォーマットします。

オプション引数numFormat は、数値フィールド(実数、倍長整数、整数)に対するフォーマットを指定します。これは、すべての表示フォーマットを含むことができます。また指定しても指定しなくてもかまいません(例:"###,##")。この引数にヌルストリングを指定すると不適切または省略したものとみなします。続く2 つの引数も省略したものとみなします。

オプション引数dateFormat は、日付タイプの式のフォーマットを指定します。存在する日付フォーマットを指定する数を含んでいる必要があります。この引数を指定したくない場合0を渡 すか、後の引数を省略する場合はこの引数も省略できます。
日付フォーマットを指定する場合、Date Display Formatsテーマの4D定数あるいはWR Parametersテーマの4D Write定数を渡します:

定数 コメント
System date short 倍長整数 1
System date abbreviated 倍長整数 2
System date long 倍長整数 3
Internal date short special 倍長整数 4 06/12/29 (しかし 1986/12/29 または 2096/12/29)
Internal date long 倍長整数 5 December 29, 2006
Internal date abbreviated 倍長整数 6 Dec 29, 2006
Internal date short 倍長整数 7 2006/12/29

定数 コメント
wr no date format 倍長整数 0 日付フォーマットなし

オプション引数timeFormat は、時間タイプの式のフォーマットを指定します。存在する時間フォーマットを指定する数を含んでいる必要があります。この引数を指定したくない場合0を渡 すか、省略します。
時間フォーマットを指定する場合、Time Display Formatsテーマの4D定数あるいはWR Parametersテーマの4D Write定数を渡します:

定数 コメント
HH MM SS 倍長整数 1 01:02:03
HH MM 倍長整数 2 01:02
Hour min sec 倍長整数 3 1時2分3秒
Hour min 倍長整数 4 1時2分
HH MM AM PM 倍長整数 5 1:02 AM

定数 コメント
wr no time format 倍長整数 0 時間フォーマットなし

ピクチャ式を挿入する場合、オプションのdestination引 数を使用してドキュメントのどこにピクチャーを挿入するか指定できます。0より大きい値またはWR Parametersテーマの4D Write定数を渡します:

定数 コメント
wr on left hand pages 倍長整数 -12 ピクチャはページ上に挿入され、偶数と奇数ページのヘッダが異なる場合、左側のページにのみ表示されます。
wr on right hand pages 倍長整数 -11 ピクチャはページ上に挿入され、偶数と奇数ページのヘッダが異なる場合、右側のページにのみ表示されます。そうでなければすべてのページに表示されます。
wr on current page 倍長整数 -4 ピクチャはページ上に挿入され、現在のページ (挿入ポイントあるいは現在選択されている箇所) に表示されます。
wr into the text flow 倍長整数 0 ピクチャはテキストフロー中に挿入されます。この場合他の引数は使用されず、ピクチャは挿入ポイントに挿入されるか現在選択されている箇所を置き換えます。

0より大きな値ピクチャーはdestinationに渡されたページ番号に表示される。値は開始番号を考慮しなければなりませ ん。

ピクチャー式を追加する際、オプションのsize引 数で表示領域を保持するか調整するかを指定できます:

  • sizeに 1を渡すと、式が評価されるとき、表示領域は新しいピクチャーサイズに調整されます。
  • sizeに 0を渡すと、式が評価されるとき、新しいピクチャーのサイズに関わらず表示領域はそのまま保持されます。

例題  

以下の2つの部分に別れた例は、4D Write エリアに4Dのプロセスメソッドへの参照を挿入する例です。前半に示すプロジェクトメソッドは、顧客に関連したインボイスを探し、インボイス番号と金額を連結します。

  `Project method SHOW INVOICES
 $Tab:=Char(Tab key)
 $CR:=Char(Return key)
 RELATE MANY([Customers])
 FIRST RECORD([Invoices])
 $0:=""
 For($i;1;Records in selection([Invoices]))
    $0:=$0+[Invoices]Number+$Tab+String([Invoices]Amount;"$###,##0.00")+$CR
    NEXT RECORD([Invoices])
 End for

後半に示した例は、プロジェクトメソッドSHOW INVOICESをエリアに挿入します。4D Writeがエリアを表示または印刷する際に、各インボイスは各行に表示されます。

 WR INSERT EXPRESSION(area;"SHOW INVOICES")

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Write
テーマ: WRデータベースオブジェクト
番号: 89226

 
履歴 

変更: 4D Write 6.7
変更: 4D Write v11.6

 
参照 

WR GET REFERENCE
WR INSERT FIELD

 
ARTICLE USAGE

4D Write ( 4D Write v11.6)
4D Write ( 4D Write v12)
4D Write ( 4D Write v14)
4D Write ( 4D v13)
4D Write ( 4D Write v14 R2)
4D Write ( 4D Write v14 R3)
4D Write ( 4D Write v14 R4)