4D Doc Center : WR Build preview

4D Write v14

WR Build preview


WR Build preview ( area ; page ) -> 戻り値

引数	型	説明
area	倍長整数	4D Writeエリア
page	倍長整数	ピクチャに変換するページ
戻り値	ピクチャー	ページのピクチャ

説明

WR Build previewは、pageに渡された番号のページをピクチャに変換します。このページ番号は環境設定ダイアログで定義されたページの番号付けを考慮します。

ピクチャは、4Dのピクチャフィールドや変数に格納できます。このピクチャはページと同じサイズです。WR SET DOC PROPERTYコマンドで定数wr paper widthとwr paper heightを使うことによって、ピクチャのサイズを調整できます。

Note: WR Area to pictureと異なり、このピクチャは4D Writeデータを含んでいません。

返されるピクチャは、ベクトルベースのピクチャです。Windows上で作られたピクチャはEMFフォーマットを使用しているので、Mac OS上で直接表示したり、そのまま (WRITE PICTURE FILEコマンドを使用するなどして) ピクチャファイルに格納したりすることはできません。WindowsピクチャをMac OS上や他のWindowsアプリケーションで表示したい場合は、以下のコードを使用してピクチャをビットマップに変換する必要があります:

myPicture:=myPicture|myPicture

EMF (Windowsのみ)と違って、PICTおよびビットマップのピクチャタイプはプラットフォームに依存しません。

Note: 逆にMac OSピクチャは直接使用することができます。

例題

4D WriteドキュメントはBLOBフィールドに保存されています。各ドキュメントの2ページ目だけをプリントしたい場合、プリントフォームに（例えばMyImageという名前の）ピクチャ変数を挿入し、その変数に以下のメソッドを埋め込みます。:

 If(Form event=On Printing Detail)

    WR BLOB TO AREA(NewOffscreen;[MyTable]WriteBlob_)

    MyImage:=WR Build preview(NewOffscreen;2)

 End if

以下のプロジェクトメソッドを作成し、実行します:

 QUERY([MyTable]) `印刷するセレクションを作成

 OUTPUT FORM([MyTable];"PrintPage2") `PrintPage2は印刷に使用するフォーム

  `上記のメソッドで使用するオフスクリーンエリアを作成

 NewOffscreen:=WR New offscreen area

 PRINT SELECTION([MyTable]) `セレクションを印刷

 WR DELETE OFFSCREEN AREA(NewOffscreen) `オフスクリーンエリアを削除