4D v15SMTP_QuickSend |
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4D v15
SMTP_QuickSend
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SMTP_QuickSend ( hostName ; msgFrom ; msgTo ; subject ; message {; sessionParam}{; port}{; userName ; password} ) -> Function result
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4D v14 R5 から導入
SMTP_QuickSend コマンドはMime HTML フォーマットのメッセージを送信することができるようになりました(SSL/TLS プロトコルの有無は選択できます)。Mime HTML (ファイル拡張子は.mht または .mhtml)とはHTMLコードやほかの外部リソース(画像など)を単一のドキュメントへとマージすることのできるWebページアーカイブフォーマット のことです。これは複数のブラウザと、それに加えてMSワードなどでもサポートされているフォーマットです。このフォーマットは4D Write Pro エリアでサポートされていることから、4D Write Proエリアを保存したり、そのリソースも含めてメールで送信したりすることが簡単にできるようになりました。
sessionParam 引数に8を渡すと、Mime HTMLフォーマットのメッセージを標準モードで送信します。
sessionParam 引数に9を渡すと、Mime HTMLフォーマットのメッセージをSSL/TLSモードで送信します。
これらの値は通常の組み合わせと対応しますが、sessionParam 引数は実際はビットフィールドであり、bitwise 演算子を使用するとどんなカスタムの組み合わせも使用できます:
ビット数 | bitが1の際に使用されるフォーマット |
0 | SSLまたはデフォルトの仕様を使用、クリアに接続、可能であればSSLへとアップグレードする |
1 | 決してアップグレードをしない、アップグレードが可能な場合でも非-暗号化モードにとどまる。SSL(bit-0)が選択されている際にはビットは無視されます。 |
2 | メッセージ本文はHTMLで、ヘッダーもそれに応じて設定されます。 |
3 | MHTML メッセージを使用し、bit-2 (HTML) は無視されます。ユーザーは"To"、"From"、"Date"、そして "Subject"を除き、他の全ての設定を自分で設定する必要があります。 |
注: このコマンドは"非-Unicode"モードで実行されている変換されたデータベースをサポートしません。
ディスク上に保存した .mht ドキュメントを、Eメールで送信する場合を考えます。この場合、以下の様な記述で送信できます:
$Message:=Document to text("c:\\documents\\invitation.mht")
$Host:="smtp.gmail.com"
$ToAddress:="john@4d.com"
$FromAddress:="harry@gmail.com"
$Subject:="Let's party"
$Param:=9 //SSLを賜与空いて MHTML で送信
$Port:=465 //gmail のSSLポート
$User:="harry@gmail.com"
$Password:="xyz&@!&@"
$Error:=SMTP_QuickSend($Host;$FromAddress;$ToAddress;$Subject;$Message;$Param;$Port;$User;$Password)
プロダクト: 4D
テーマ: 4D Internet Commands
4D v15 - アップグレードリファレンス(標準版) ( 4D v15)