4D v12.4

Webサーバ概要

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4D v12.4
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4Dのローカルモード、リモートモード、および4D ServerにはWebサーバエンジンがあります。このWebサーバエンジンを使用して、4DのデータベースまたはあらゆるタイプのHTMLページを Web上で公開することができます。4DのWebサーバエンジンには、以下のような主な特徴があります。

  • 簡単に公開
好きな時にデータベースの公開をWeb上で開始または停止することができます。これを実行するには、メニューコマンドを選択、またはランゲージコマンドを実行するだけです。
  • 専用データベースメソッド
は、Webサーバにおいてリクエストのエントリポイントになります。これらを使用して、あらゆるタイプのリクエストを評価して適切な処理を行うことができます。
  • 特殊タグとURLの使用
4DのWebサーバはユーザアクションとの相互作用を可能にする多くのメカニズムを提供しています。以下のような特別な機能があります。
- Webページに含める特別なタグ。これはWebページがブラウザに送られる際、Webサーバによって処理を開始するためのものです。
- あらゆるアクションを実行するために4Dの呼び出しを可能にする特殊なURL。
- これらのURLをフォームアクションとして使用して、ユーザがHTMLフォームを投稿した際、処理を始動させます。
  • アクセスセキュリティ
複数の自動設定オプションを使用すると、Webブラウザに特別なアクセス権を与えたり、4Dに統合されたパスワードシステムを使用することが可能になります。"一般Webユーザ" を定義して、データベース内でのアクセス管理を簡略化できます。
を用て、Webサーバがリクエストを処理する前に、そのリクエストを評価できます。更に、デフォルトのHTMLルートフォルダを定義する機能はディスク上のファイルへのアクセスを制限します。

最後に、Web経由での実行を許可するプロジェクトメソッドは個別に指定しなくてはなりません。

  • SSL接続
4DのWebサーバは、SSLプロトコル (Secured Socket Layer) を通じて、ブラウザと保護モードで通信できます。ほとんどのWebブラウザと互換性のあるこのプロトコルは送信者と受信者を認証し、交換された情報の機密性と整合性を保証します。
  • インターネットフォーマットの拡張サポート
4DのWebサーバは、HTTP/1.1 と互換性があり、XMLドキュメントとWML (Wireless Markup Language) テクノロジーをサポートしています。
  • CGIサポート

4DのWebサーバはCGIをとても簡単な方法で呼び出します。また、4D Webサーバは、CGIを通じて他のHTTPサーバによって呼び出されます。

データベースを同時に操作する

  • 4DのローカルモードとWeb
    4Dのローカルモードを使用して4DのデータベースをWeb上で公開する場合、以下のことを同時に行えます。
    - 4Dでデータベースをローカルで使用する。
    - Webブラウザを用いてデータベースへ接続する。
  • 4DサーバとWeb
    4Dサーバを使用して、4DのデータベースをWeb上で公開する場合、以下を使用して4Dのデータベースへの接続とその処理を同時に行えます。
    - 4Dリモートワークステーション
    - Webブラウザ
  • 4DクライアントとWeb
    Web上で4Dのデータベースが4Dクライアントによって公開されている場合、4Dのデータベースへ接続し、以下を通じて同時に使用します。
    - 4Dリモートマシン経由
    - Web ブラウザ経由。この場合、データベースが4D Serverで公開されていると、Webブラウザは4Dクライアントマシン経由または4D Server経由でその公開され ているデータベースへ接続できます。更に、異なるデータへのアクセスモードが利用できます (パブリック、アドミニストレーションなど) 。
    4D Webサーバの基本的なメカニズムはリモートモードの4Dでも同様に使用されています。コマンドがローカルモードの4D、4D Server、あるいはリモートモードの4Dで実行されようとも、ランゲージコマンドの操作は通常同じです。ポイントはコマンドはそれが実行されるマシンのWebサイトに適用されるということです。Execute on server / EXECUTE ON CLIENTコマンドを使用してこれを管理すつ必要があります。
  • 4Dクライアントでのロードバランス:
    4DマシンのリモートモードはWebサーバとして使用でき、ロードバランサを用いてダイナミックなWebサーバを設定することができます。これにより、特に以下を含む、広範囲に及ぶ開発が可能になります。
    • すべての4DのWebサーバにインストールされているWebサイトのミラーを利用して、4DのWebサーバのパフォーマンスを最適化するためにロードバラ ンスシステムを設定することができます。ロードバランサ (ハードウェアまたはソフトウェア) がカレントロードに基づいて、クライアントマシンにリクエストを送ります。
    • フォールトトレランスのWebサーバ設定。4DのWebサイトは2つ以上の4Dクライアントマシンでミラーされています。1つの4D Webサーバが故障しても、他のWebサーバが機能します。
    • 例えば、リクエスト元に応じて、同じデータで異なる表示を作成する。企業のネットワーク内で、保護された4Dクライアントマシン上のWebサーバはイント ラネットのリクエストを供給することができます。そして、ファイアフォールの向こう側に設置されているほかのクライアントマシン上のWebサーバは、イン ターネットからのリクエストに対応します。
    • 異なる4Dクライアントマシン上のWebサーバ間でタスクを配信します。4DのWebサーバの1つはSOAPリクエストを管理し、もう一方のWebサーバは標準のリクエストを処理します。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: Webサーバ

 
参照 

CGIを使用する
SEND HTML FILE
SET HOME PAGE
SET HTML ROOT
SET WEB DISPLAY LIMITS
SET WEB TIMEOUT
SSLプロトコルの使用
STOP WEB SERVER
Webサーバ設定
接続セキュリティ