4D v12.4オブジェクトの表示プロパティを設定する |
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4D v12.4
オブジェクトの表示プロパティを設定する
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オプション | 結果 |
水平方向サイジング: 拡大 | ユーザがウィンドウの幅を変更すると、オブジェクトの幅にも同じ割合を適用します。 |
水平方向サイジング: 移動 | ユーザがウィンドウの幅を変更すると、幅の増加分と同じだけオブジェクトを左か右に移動します。 |
垂直方向サイジング: 拡大 | ユーザがウィンドウの高さを変更すると、オブジェクトの高さにも同じ割合を適用します。 |
垂直方向サイジング: 移動 | ユーザがウィンドウの高さを変更すると、高さの変更分と同じだけオブジェクトを上か下に移動します。 |
位置調整オプションを使用すると、表示された状態を維持するために、オブジェクトは指定された方向へ移動されます。
なしオプションを指定すると、フォームサイズが変更されても、オブジェクトは固定されたままになります。
4Dでは、デフォルトで各ウィンドウの右側面と下側面は“プッシャー”スプリッターとして機能します。つまりウィンドウを大きくすると、画面上のウィンドウ境界の右側や下側にあるオブジェクトが右方向や下方向へ自動的に押し出されます:
注: この機能はスクロールバー付きのウィンドウでは動作しません。
大部分のオブジェクトに対してデフォルトで非表示プロパティを指定することができます。
プロパティリストの"表示"テーマにあるこのプロパティを使用すると、ダイナミックなインターフェースを容易に開発できるようになります。このようなインターフェースを開発するとき、多くの場合はフォームのOn Loadイベント中にプログラムからオブジェクトを非表示にした後で、一部のオブジェクトを再度表示する必要性が頻繁に生じます。
デフォルトで非表示プロパティを使用すると、特定オブジェクトをデフォルトで非表示にしておくことにより、このロジックを逆に働かせることができます。この後、開発者は状況に応じてOBJECT SET VISIBLEコマンドを使用し、これらのオブジェクトを表示するようプログラミングすることができます。このコマンドに関する詳細は4Dランゲージリファレンスマニュアルを参照してください。
注: このプロパティとポップアップメニューの非表示プロパティを混同しないでください。ポップアップメニューの非表示プロパティでも、オブジェクトが表示されなくなりますが、そのオブジェクトはアクティブな状態のままです。
プロパティリストの"アピアランス"テーマでオブジェクトごとにアピアランスを設定できます。これを行うには以下の選択肢があります:
注: 以前のバージョンの4Dから変換されたデータベースの場合、追加のプラットフォームプロパティを選択できることがあります。プラットフォームインターフェースプロパティについてはフォームプロパティを参照してください。
背景と境界プロパティを使用してオブジェクトの境界線やグラフィックアピアランスを設定できます。
透過属性は、透明または不透明になることができるオブジェクト (フィールド、変数、リストボックス、ボタン、ピクチャー、スタティックテキスト等) の"背景色と境界線"テーマで利用できます。オブジェクトの背景を透明にして、フォームの背景色やパターンを使用することができます。
以下の例は透明属性を設定していない、また設定したスタティックピクチャーです:
プロパティリストの"背景色と境界線"やコンテキストメニューの境界線スタイルサブメニューを使用して、ほとんどのオブジェクトの境界線スタイルを変更できます。これを行うには以下の選択肢があります:
以下はWindowsにおける境界線スタイルの例です:
4Dでは線や、楕円、グリッド、四角などのオブジェクトに線幅を設定できます。
線幅はプロパティリストやオブジェクトメニューの線幅メニュー項目から指定します:
線幅を一つ選択します。プリンターで印刷できる最細幅である極細線及び1, 2, 3 あるいは 4ポイントの線幅から選択できます。その他...を選択すると、4Dは20ポイントまでを指定できるダイアログボックスを表示します。
楕円、四角、グリッドオブジェクトなど二次元グラフィックオブジェクトには塗りつぶしパターンを適用できます。
プロパティリストやオブジェクトメニューの塗りつぶしメニューからパターンを選択できます。
境界線を持つフォームオブジェクト (楕円、四角、グリッドオブジェクトなど) には線パターンを指定できます。利用可能な線パターンは塗りつぶしパターンと一緒です。境界線の表示は指定した線幅にも影響されます。
プロパティリストまたはオブジェクトメニューの境界線メニュー項目から線パターンを設定できます。
4Dではカラーモニターへの表示や、カラープリンターでの印刷時に使用できる、カラープロパティをオブジェクトに設定できます。
描画色と背景色それぞれにカラーを設定できます。カラー表示では、描画色と背景色を組み合わせることで、淡い色や影などを表現できます。
プロパティリストでは背景色を塗りカラー、描画色を線カラーと呼んでいます。テキストオブジェクトの場合、フォントカラーが描画色に相当します。
描画色と背景色はプロパティリストや、オブジェクトメニューまたはコンテキストメニューのカラーメニュー項目を使用して設定します。
描画色や背景色に自動を設定すると、使用されるカラーはOSに設定されたものになります。コンテキストメニューやオブジェクトメニューのカラーサブメニューからは、描画色や背景色を選択すると、自動オプションが設定されます。
プロパティリストではその他...を使用するとシステムカラーパレットを使用してカスタムカラーを選択できます。
プロパティリストの"テキスト"テーマ、またはオブジェクトメニューのフォント、スタイル、カラーサブメニューを使用して、テキストオブジェクトのテキスト属性を設定できます。
以下の属性を設定できます:
プロダクト: 4D
テーマ: フォームの作成