印刷時可変オプションは、以下のオブジェクトにおいて利用可能です:
- ピクチャー型のフィールドと変数
- テキスト型のフィールドと変数
- 4D Write Proエリア(4D Write Proリファレンスマニュアルの4D Write Pro エリアを使用する の章にオプションの詳細な説明あり)
このオプションは、プロパティリスト内の"印刷"テーマ内にあります:

OBJECT SET PRINT VARIABLE FRAMEとOBJECT GET PRINT VARIABLE FRAMEコマンドの使用時にも利用可能です。
注: サブフォームにおいても似たようなオプションが存在します。これについてのより詳細な情報に付いては、リストサブフォームの章内にある"印刷"を参照してください。
このプロパティは、レコードの中身に応じてサイズが変化しうるオブジェクトの印刷モードを管理します。これらのオブジェクト固定長フレームまたは可変長フレームでの印刷を設定する事ができます。固定長フレームオブジェクトは、フォーム上でオブジェクト作成するように、オブジェクトのサイズの制限内で印刷をします。可変長フレームオブジェクトはオブジェクトの中身を全て印刷するために、印刷時に展開します。
可変サイズとして印刷されるオブジェクト幅(オブジェクトプロパティによって定義)はこのオプションによって影響はされないという点に注意してください。オブジェクトの中身に応じて、高さのみが変化します。
フォーム内において複数の可変長フレームを隣同士に配置する事はできません。非可変長フレームオブジェクトであれば、可変サイズで印刷されるオブジェクトのどちら側でも配置することができます(可変長フレームオブジェクトは最低でも横のオブジェクトより一行分長く、全てのオブジェクトは上部に配置されるからです)。この条件が遵守されない場合、もう一つのフィールドは可変長フレームオブジェクトの全ての水平方向の部分に繰り返しあらわれます。
出力フォームのコンテキストにおいては、詳細エリアには可変長サイズオブジェクトのみを配置する事ができます。
注: Print objectとPrint formコマンドはこのオプションをサポートしません。
ピクチャーは表示フォーマットが許容するのであれば、固定長フレーム、可変長フレームどちらでも印刷する事ができます。可変長フレームでの印刷が可能なのは以下の表示フォーマットのみです:
- トランケート(中央合わせ)
- バックグラウンド
- トランケート(中央合わせしない)
これらのピクチャーフォーマットについての詳細な情報については、表示フォーマットを参照してください。
- 印刷時可変オプションがチェックされている場合、ピクチャーはそのサイズを考慮にいれた高さで印刷されます。ピクチャーフレームはピクチャー全体を表示するために、必要に応じて印刷時に拡大されます。
- このオプションをチェックしなかった場合、ピクチャーは(フォーム内で設定された)固定の高さで印刷されます。