4D v16.3差し込み印刷ドキュメントを作成する |
||
|
4D v16.3
差し込み印刷ドキュメントを作成する
差し込み印刷ドキュメントを作成する
出力フォーム中でスタティックテキストエリアにフィールドの値、フィールドやテーブルのタイトル、変数の値を埋め込んで印刷できます。名前や住所、計算値だけが異なるテンプレートフォームを作成できます。 差し込み印刷は複数の宛先に同じ内容の郵便物を送信するような場合に便利です。 差し込み印刷を行う場合、フォームウィザードで印刷用詳細フォームフォームタイプを選択します。フォームエディターではテキストエリアを作成し、そこにスタティックテキストの他、フィールドや変数への参照を埋め込みます。印刷時にはフィールドや変数への参照が実際の値に置き換えられます。 以下の図はテキストエリアにフィールドと変数が埋め込まれた状態を示しています。 差し込み印刷用の出力フォームを作成するには、フォームタイプを"印刷用詳細フォーム"に設定し、詳細エリアにスタティックテキストエリアを配置します。 スタティックテイストエリアには印刷したい内容を入力します。フィールドや変数の名前は (<) や (>) 記号の間に記述します。こうすることにより、印刷時に実際の値に置き換えられます。 データベース中のどのフィールドも参照できます。マスターテーブルのフィールドを参照する場合、テーブル名は省略でき、 <Field> のように記述できます。他のテーブルのフィールドを参照する場合はテーブル名を指定しなければならず、 <[TableName]Field> のように記述します。 テーブルのラベルを印刷するには <?[TableName]> や <?[N]> (Nはテーブル番号) のように記述します。フィールドラベルを印刷するには <?[TableName]FieldName> や <?[X]Y> (Xはテーブル番号でYはフィールド番号) のように記述します。詳細はスタティックテキスト中で参照を使用するを参照してください。 変数にはオブジェクトやフォームメソッドを使用して値が割り当てられていなければなりません。 埋め込むフィールドや変数の印刷フォーマット (GET LIST ITEM PARAMETER参照) を指定する場合、参照の後ろにセミコロンそして印刷フォーマットを記述します。例えば先の例ではvTotal変数を <vTotal;$###,##0.00> で埋め込んでいて、計算された値は$通貨フォーマットで印刷されます。 テキストエリアにフィールドを挿入するショートカットが用意されています。ショートカットを使用すればドロップダウンメニューからフィールド名を選択できます。これを行うにはフィールド参照を埋め込む場所にカーソルを置き、Altキー (Windows) またはOptionキー (Mac OS) を押しながらマウスをクリックします。 フィールドを選択すると4Dは <Field> または <[Table]Field> をテキストエリアのカーソル位置に挿入します。 レポートが印刷される際、フィールドや変数の参照部分が実際の値に置き換えられます:
参照
|
プロパティ
プロダクト: 4D
履歴
ARTICLE USAGE
デザインリファレンス ( 4D v16) |