4D View v16

PV EXPORT

ホーム

 
4D View v16
PV EXPORT

PV EXPORT 


 

PV EXPORT ( area ; document ; replace ; format ) 
引数   説明
area  倍長整数 in 4D View エリア
document  文字 in ドキュメント名または空の文字列
replace  整数 in 0= 置換しない; 1= 置換
format  倍長整数 in ドキュメントのフォーマット

説明   

PV EXPORTコマンドは、4D View areaエリアや書き出しエリアをディスク上のドキュメントとして書き出します。

documentには、書き出しを行うドキュメントの名前またはフルパス名を渡します。この引数に空の文字列を渡すと、「別名で書き出し」ダイアログボックスが表示され、ユーザがドキュメントの名前および保存場所を指定することができます。この場合、ユーザがキャンセルボタンをクリックすると、ドキュメントの書き出しは行われません。

指定した場所に同じ名前を持つドキュメントが既に存在している場合、PV EXPORTコマンドは引数replace の値に応じて、ファイルの上書きを実行するかどうかを決定します。この場合、replace の値が0 であれば、エラー番号26「ドキュメントは既に存在します。」が発生します。ユーザにより名前が指定された場合には(documentに空の文字列を指定)、引数replace の値に関係なくOSより従来の確認メッセージ「このドキュメントは既に存在します...」が表示されます。

引数<フォーマット>の定義にはPV Document formatテーマの定数を使用してください。これにより、ドキュメントを保存するフォーマットを指定することができます:

定数
pv html 倍長整数 3
pv sylk 倍長整数 2
pv tab tab return 倍長整数 1

Note : このコマンドでは、ドキュメントフォーマットのpv view 定数を適用することはできません。

PV SAVE DOCUMENTコマンド(エリア全体を保存する)とは異なり、PV EXPORTコマンドを使用すると、ドキュメントの書き出しエリアだけを保存することができます。書き出しエリアの指定は、ユーザが手動で行うか(ファイル/エリア書き出し>設定コマンド)、またはPV EXECUTE COMMAND(area;pv cmd export area set)を使用してプログラムから行うことができます。書き出しエリアを定義する時点で選択されているセルが、書き出しエリアになります。デフォルトでは、書き出しエリアはドキュメント全体になります。

例題  

以下の例題を使用して、エリア内で選択されているすべてのセルをHTML フォーマットで書き出すことができます。書き出し時にセルが選択されていない場合、任意の領域が設定されます:

 ARRAY LONGINT($ALleft;0) `左側のセルの列番号
 ARRAY LONGINT($ALtop;0) `上側のセルの行番号
 ARRAY LONGINT($ALright;0) `右側のセルの列番号
 ARRAY LONGINT($ALbottom;0) `下側のセルの行番号
 
 PV GET SELECTED RANGES LIST(area;$ALleft;$ALtop;$ALright;$ALbottom)
 
 If(Size of array($ALleft)=0) `セルが選択されていない
    PV SELECT RANGE(area;2;4;5;7;pv selection set`任意の領域
 Else
    PV SELECT RANGES LIST(area;$ALleft;$ALtop;$ALright;$ALbottom;pv selection set)
 End if
 
  `書き出しエリアを選択領域にまで縮める
 PV EXECUTE COMMAND(area;pv cmd export area set)
 PV EXPORT(area;"";1;pv html)
 
  `書き出しエリアをドキュメント全体に初期設定する
 PV EXECUTE COMMAND(area;pv cmd export area clear)



参照 

PV SAVE DOCUMENT

 
プロパティ 

プロダクト: 4D View
テーマ: PVドキュメント
番号: 15800

 
履歴 

初出: 4D View 6.8.1

 
ARTICLE USAGE

4D View ( 4D View v16)