4D v14.3メソッドを記述する |
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
4D v14.3
メソッドを記述する
|
選択したテキストをクリップボードにコピー | カーソル位置にクリップボードの内容をペースト | |
Windows | クリップボードアイコン上でCtrl+Alt+クリック | クリップボードアイコン上でCtrl+クリック |
Ctrl+Alt+クリップボード番号 | Ctrl+クリップボード番号 | |
Mac OS | クリップボードアイコン上でCmd+Option+クリック | クリップボードアイコン上でCmd+クリック |
Cmd+Option+クリップボード番号 | Cmd+クリップボード番号 |
カーソルのある行を、メソッドメニューの行を上に移動/行を下に移動コマンド、またはAlt/Option + 上矢印/下矢印で上下に移動することができます。行全体を選択する必要はありません。
メソッドをエディターで開いた後に更新された行には色つきのバーが表示されます:
メソッドエディターには自動補完機能があります。4Dはタイプされた最初の文字に基づき、自動で候補を提案します。
以下の例題の場合、"cop"とタイプしたことにより三角が表示されています。これは複数の候補があることを示しています:
リストは要素のタイプごとにグループ化され、そのグループ内で文字順になっています。ダブルクリックまたは矢印キーで選択してからEnter, Carriage Return または Tabキーを押すと、選択された値が挿入されます。
注: 1つしか候補がない場合、その候補が灰色の文字で直接表示されます。Tabキーを押すとその候補が挿入されます:
--->
+ ( キー -->
注: この区切り文字に伴って候補が自動で入力される動作を、環境設定のメソッドページで無効にできます。
Esc キーを押すとポップアップが閉じられます。またポップアップが開いた状態で入力を継続することもできます。文字が入力されるに伴い、ポップアップで提案される内容も更新されます。
タイプされた名前が異なる複数のオブジェクトに対応する場合、オブジェクトは対応するスタイルを使用してリスト中に表示されます。以下のタイプのオブジェクトが表示されます:
注: 定数、ローカルおよびインタープロセス変数、テーブルに対する自動的なリストの表示を無効にできます。これらのオプションは環境設定のメソッドページにあります。
ブロックを選択機能を使用して、挿入カーソルが含まれるコードブロックを選択できます。コードブロックは以下のように決定されます:
すでにブロックが選択されている状態でこの機能を使用すると、さらに上のレベルのブロックを選択します。
Ctrl+Shift+B (Windows) または Command+Shift+B (Mac OS) を使用するとこの操作を逆に行うことができ、最後に選択されたブロックの選択が解除されます。
注: 挿入ポイントがIf または Else タイプの構造の中にある場合、If または Else 構造ブロックが選択されます。
単語を選択するには、選択したい単語上でダブルクリックを行います。参照される名前 (コマンド、定数、メソッド等) にスペースが含まれる場合、Alt/Option + ダブルクリックを行うとスペースを含む名前全体を選択できます。
メソッドエディターでコード中を移動するために、標準のキーボードショートカットを使用できます。
注: Mac OSではCtrlをCommandに読み替えてください。
ショートカット | アクション |
[Shift]+[右矢印] | 選択する範囲を一文字ずつ右方向に移動します。 |
[Shift]+[左矢印] | 選択する範囲を一文字ずつ左方向に移動します。 |
[Shift]+[下矢印] | 選択する範囲を一文字ずつ下方向に移動します。 |
[Shift]+[上矢印] | 選択する範囲を一文字ずつ上方向に移動します。 |
[Ctrl]+[Shift]+[右矢印] | 選択する範囲を単語単位で右方向に移動します。 |
[Ctrl]+[Shift]+[左矢印] | 選択する範囲を単語単位で左方向に移動します。 |
[Ctrl]+[右矢印] | 挿入カーソルを単語単位で左から右に移動します。 |
[Ctrl]+[左矢印] | 挿入カーソルを単語単位で右から左に移動します。 |
[Home] | 挿入カーソルを行の先頭に移動します。 |
[End] | 挿入カーソルを行の最後に移動します。 |
[Ctrl]+[Home] | 挿入カーソルをメソッドの先頭に移動します。 |
[Ctrl]+[End] | 挿入カーソルをメソッドの最後に移動します。 |
[Shift]+[Home] | 行の先頭からカーソルまでを選択します。 |
[Shift]+[End] | カーソルから行の最後までを選択します。 |
[Page Up] | メソッドをページ単位で上にスクロールします (挿入カーソル位置は変更されません)。 |
[Page Down] | メソッドをページ単位で下にスクロールします (挿入カーソル位置は変更されません)。 |
4Dは自動でメソッドシンタックスをチェックします。シンタックスが正しくない状態では、そのことを示す記号がブレークポイントエリアに表示されます 。マウスを記号に重ねるとエラーの内容が表示されます:
コードを入力する際、テンキー側のEnterを押すと、改行されることなく現在の行のシンタックスチェックを行えます。4Dは行を評価し、フォーマットし、エラーがあればそれを表示し、挿入カーソルを行の最後に移動します。メソッド行にエラーがあると表示された場合はそれを修正してください。正しく修正されると4Dはエラー記号を取り除きます。メソッドを保存したりウィンドウを閉じたり、Enterキーを押したりしたときはメソッド全体が評価されます。
メソッドが評価されるとき、4Dは基本的なシンタックスエラーの他、If ... End if などの構造も検証します。また括弧やクォーテーションマークなどの対応 (ペアになっているか) もチェックします。閉じる文字を入力すると、4Dは開始と終了文字を灰色の四角で囲み、それらがペアであることを示します:
注: コード中のこれらの文字をクリックすると、4Dはデフォルトで対応するペアの文字を灰色四角で囲みます。この振る舞いは環境設定のメソッドページ中"括弧のマッチング"オプションで変更できます。
メソッドエディターではスペルミスなどの大きなシンタックスエラーしかチェックできません。実行時エラーはチェックできません。実行時エラーはメソッドが実行されているときに4Dが検出します。4Dはこのようなエラーを処理するためにデバッガー (デバッグ参照) を提供します。またコンパイラーを使用すれば型の非互換などのエラーを検出することもできます。コンパイラーについてはコンパイルを参照してください。
メソッドエディターではカーソルの位置に応じて様々なヘルプTipが表示されます。
4DランゲージコマンドのHTMLドキュメントを表示できます。これを行うには、コマンド名の途中にカーソルを挿入し、F1を押します。デフォルトブラウザーの新しいウィンドウにコマンドの完全なドキュメントが表示されます。
アプリケーション環境設定 (ドキュメントの場所) に基づき、4Dはオンラインドキュメントセンター、あるいはローカルからそのコマンドのドキュメントを探します。
コメントを使用するとコード行を無効にできます。プログラムはコメント行をコードとして解釈せず (4Dはメソッドエディター上でコメントにスタイルを適用しません) メソッドを呼び出してもそのコードは実行されません。
コメントを作成するには、そのコメントの先頭に"//"を挿入します。
コメントの最大長は行と同じで32,000文字です。
メソッドメニューやメソッドエディターコンテキストメニューにあるコメント/アンコメントコマンドを使用すると、選択した (複数の) 行を一度にコメント化したり、あるいは逆にコメント解除できます。
このコマンドを使用するには、コマンドを適用したい行を選択し、コメント/アンコメントを選択します:
-->
選択行がアクティブなコードの場合、コメントコマンドが適用されます。選択行にアクティブ行と非アクティブ行が含まれる場合、すべての行に"//"が追加されます。この動作により、複数回コマンドを適用しても、最初のコメントレベルが維持されます。選択行がすべて非アクティブコードの場合、アンコメントコマンドが適用されます。
注: コメント/アンコメント コマンドは行全体に適用されます。行の一部をコメント化するためには使用できません。
メソッドエディターでエスケープシーケンス (エスケープ文字) を使用できます。エスケープシーケンスは特別な文字の代わりに使用される一連の文字です。
エスケープシーケンスは一文字目がバックスラッシュであり、そのあとに文字が続きます。例えば "\t" はタブ文字のエスケープシーケンスです。エスケープシーケンスを使用すると特別な文字の入力が容易になります。例えば "\t" を Char(Tab) の代わりに使用できます。
4Dでは以下のエスケープシーケンスを使用できます:
エスケープシーケンス | 意味する文字 |
\n | LF (行送り) |
\t | HT (タブ) |
\r | CR (改行) |
\\ | \ (バックスラッシュ) |
\" | " (引用符) |
注: エスケープシーケンスでは大文字小文字が区別されません。
以下の例題で改行文字 (エスケープシーケンス "\r") を使用して、警告ダイアログに表示されるメッセージに改行を挿入しています:
ALERT("The operation has been completed successfully.\rYou may now disconnect.")
警告: "\" (バックスラッシュ) はWindowsでパス名の区切り文字として使用されています。通常4Dはメソッドエディターに入力されたバックスラッシュを自動で"\\"に置き換えることで、これを正しく解釈します。例えば"C:\Folder"と入力すると"C:\\Folder"に変換されます。しかし“C:\MyDocuments\New”と入力した場合4Dは“C:\\MyDocuments\New”を表示します。この場合、二番目のバックスラッシュは "\N" (行送り) と解釈されてしまいます。このようなケースでは開発者がバックスラッシュを2つ入力するようにしなければなりません。
さらに正規表現のパターン定義でもバックスラッシュがエスケープシーケンスとして使用されます。正規表現パターン "\\" を4Dのメソッドエディターに記述する場合は "\\\\" となる点に注意してください。
メソッドエディターにはコードの可読性を高めたり、行のブラウズを容易にしたりする機能があります。
ループや条件分の中にあるコードを折りたたんだり展開したりして、メソッドの可読性を高めることができます:
展開ボタン [...] の上にマウスを重ねるとヘルプチップが表示され、非表示になっているコードの先頭部分を見ることができます。
折りたたまれたコード部分を選択、コピー、ペースト、または削除することができます。折りたたみに含まれるすべての行が操作の対象となります。このようなコードがペーストされると、自動で展開されます。
コードを折りたたみ、展開する方法はいくつかあります:
コード構造の中を移動することを容易にするための機能があります。
このコマンドにはメソッドメニューとメソッドエディターのコンテキストメニューからアクセスできます。以下のショートカットも利用できます:
メソッドの特定の行にブックマークを付けることができます。ブックマークを付けると、特別なコマンドを使用してブックマーク間を素早く移動できます。
コードが挿入されたり削除されたりしてブックマーク行が移動すると、ブックマークもそれに伴って移動します。ブックマークはメソッドとともに保存されます。
ブックマークはメソッドメニューのブックマークサブメニューから管理します:
注: 検索で見つかった項目を含む行のマーカーとしてブックマークを使用できます。この場合4Dは自動でブックマークを追加します。詳細はメソッド中の検索と置換を参照してください。
プロダクト: 4D
テーマ: メソッドの編集
IME
デザインリファレンス ( 4D v14 R2)
デザインリファレンス ( 4D v13.4)
デザインリファレンス ( 4D v14 R3)
デザインリファレンス ( 4D v14.3)
デザインリファレンス ( 4D v14 R4)
Inherited from : メソッドを記述する ( 4D v12.4)