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4D v14.3
プロセスページ
プロセスページ
プロセスページでは消費CPU時間やデータベースが作成するプロセスの様々な情報を表示できます。プロセス名の左にあるボタン (+/-) をクリックしてプロセスごとに表示をするかしないか切り替えられます。プロセスに関する詳細は4Dランゲージリファレンスマニュアルのプロセスを参照してください。 4D Serverに関する注記: 4Dクライアントのランタイムエクスプローラーのプロセスページにはこのクライアントのプロセスが表示されます。4D Server管理ウィンドウのプロセスページを使用すればサーバーに接続しているすべてのクライアントのプロセスを制御できます。 各プロセスごとに以下の情報が表示されます:
各プロセスには作成順にユニークな番号が割り振られていて、その番号は括弧内に表示されています。アプリケーション開始時に4Dが起動するプロセスに最初の番号が割り当てられます。使用される数は起動時に実行されるサーバー機能の数によって変化します。 カスタムプロセスを開始すると、プロセスリストの最後に追加されるか、アボート済みの番号が割り当てられます。例えばプロセス番号8までが使用中で、プロセス番号7がアボートされていた場合、次に開始されるプロセスの番号は7になります。 注: (Webプロセスなど一部を除き) 処理が終了するとプロセスは自動で終了されます。ランタイムエクスプローラーを使用すると、処理終了前でもプロセスをアボートできます。プロセスのアボートについてはプロセスをアボートを参照してください。 New processやExecute on serverコマンドを使用して新規プロセスを開始する際、プロセス名を指定することができます。引数として指定されたプロセス名はプロセスリストに表示されます。 コマンドにプロセス名を指定しなかった場合、4Dがデフォルト名を割り当てます。使用されるデフォルト名は、プロセスが開始された方法に基づき以下のとおりとなります:
4D Serverに関する注記: プロセス名が"$"から始まる場合、それはローカルプロセスであり4D Server上のオブジェクトにアクセスする事はできません (グローバルプロセスとローカルプロセス参照)。 プロセスの状態とは、プロセスが実際行っていることを示す現在の実行状況です。ランタイムエクスプローラー中でプロセスの状態はプロセス名の左側にアイコンとして表示され、さらにプロセス名の右側にテキストでも表示されます。 ランタイムエクスプローラに表示される各プロセス状態の説明は以下の通りです:
プロセスの管理において、4Dは既存のプロセスに対し順番に処理時間を割り当てます。そのため処理時間とは、プロセスが起動されてから、そのプロセスが使用した総時間 (秒) のことであり、プロセス開始時からの経過時間ではありません。 ランタイムエクスプローラーにはプロセスごとの処理時間が表示されます。グラフを展開すると以下の情報が表示されます: ウィンドウ下部の"更新周期"メニューを使用して描画の更新周期を切り替えることができます。高周期で描画を更新すると、それだけランタイムエクスプローラーが消費するCPU時間が増えます。画面上にグラフ表示するプロセスの数も、ランタイムエクスプローラーが消費するCPU時間に影響します。 注: グラフ表示しないプロセスはCPU時間を消費しません。 グラフエリアをクリックすると、その場所に縦の線が表示され、その瞬間のプロセスの状態がTipとして表示されます。マウスボタンを押しながら縦棒を左右に移動するとプロセス状態が変化する様子を見ることができます。 ランタイムエクスプローラーからプロセスを一時停止、再開、アボートできます。またプロセスをデバッグモードにすることもできます。さらに選択したプロセスを非表示にしたり、再表示したりできます。 注: コマンドを使用してプロセスを指定時間だけ遅延させることもできます。 プロセスの実行を一時的に停止させることができます。あるプロセスを一時停止することで他のプロセスにより多くの実行時間を割り当てたり、他のイベントを割り込ませたりすることができます。 例えばレコードセレクションを印刷するプロセスを開始したとします。しかしその中のレコードを変更する必要が生じました。そこでまずプロセスを一時停止し、レコードを変更したら、印刷プロセスを再開します。
プロセスは処理が終了すると自動でアボートされます。しかしデバッグの目的で、処理の終了を待たずにプロセスをアボートしたい場合があるかもしれません。それ以外の理由ではいかなる場合でもアボートすべきではありません。処理の実行を停止するには、ランタイムエクスプローラー内でプロセスをアボートします。 プロセスがアボートされると4Dはレコードのロックを解除し、そのプロセス内で開始され閉じられていないトランザクションをキャンセルし、カレントセレクションやカレントレコードを解放します。 プロセスをアボートするには対象プロセスを選択しアボートボタン をクリックします。ランタイムエクスプローラー中のプロセス状態は自動で"aborted"になります。 4Dデバッガーを使用してプロセスの実行をモニターし、デバッグを行うことができます。 プロセスをデバッグモードにするには対象プロセスを選択しトレースボタン をクリックします。 プロセスが実行中であれば4Dのデバッグウィンドウが表示され、実行をステップしながらメソッド中で使用される式の値を確認し、デバッグを行うことができます。プロセスが一時停止中である場合、4Dはデバッグリクエストを記憶します。そのプロセスの実行が再開され次第デバッグウィンドウが表示されます。 デバッグウィンドウの使用方法については4Dランゲージリファレンスマニュアルを参照してください。 4Dが作成し管理する内部プロセスをトレースすることはできません。 アプリケーション環境においてプロセスを非表示にすることができます。プロセスが非表示にされるとそのプロセスで実行中のメニューやダイアログはユーザーに対し表示されなくなります。 プロセスの非表示は、後で再利用したいウィンドウを一時的に隠したい場合に有用です。ウィンドウを閉じるためにプロセスをアボートする代わりに、そのプロセスを非表示にすることができます。ウィンドウが隠されていてもプロセスは存在し続けます。 プロセスを隠すにはそのプロセスを選択し、オプションメニューから隠すを選択します: 結果プロセスはアプリケーション環境に表示されなくなります。隠されている間も実行は継続される点に留意してください。 プロセスを再表示するにはオプションメニューから表示を選択します。するとそのプロセスはアプリケーション環境に再表示されます。 プロセス内で開かれているウィンドウを最前面にするには、そのプロセスを最前面にします。例えばアプリケーションプロセスを最前面にすると、アプリケーション環境がスクリーンの最前面となります。 どのユーザープロセスでも最前面にできます。プロセス内でウィンドウを開いている場合、そのウィンドウが最前面になります。ウィンドウにメニューバーが割り当てられていればそのメニューバーがカレントとなります。 プロセスを最前面にするにはそのプロセスを選択し、オプションメニューから前面にを選択します: そのプロセス内で開かれているウィンドウがすべて最前面となります。さらに4Dは最前面プロセスウィンドウのメニューバーを表示します。 |
プロパティ
プロダクト: 4D ARTICLE USAGE
デザインリファレンス ( 4D v14 R2) Parent of : プロセスページ ( 4D v14 R3) |