ウォッチページはデバッガーであり、アプリケーションや選択されたプロセスに関する実行コードの情報を表示します。
ウィンドウの下部エリアでは表示する情報の種類を選択します:
- 選択されたプロセス: このドロップダウンリストには実行中のプロセスがリストアップされます。この中から観察したいプロセスを選択します。
- 更新時間: このエリアでは秒単位で値を入力して、ページの情報更新間隔を指定できます。
"式"列にはオブジェクトや式の名前が表示されます。"値"列にはオブジェクトや式の現在値が表示されます。これらの列は幅を変更することができます。(操作が許可されている場合) 右の列中で値をクリックすると入力が可能となり、値を変更することができます。
階層リストはテーマごとに分けられています。以下のテーマがあります:
- 変数: データベースのインタープロセス変数や、選択したプロセスのプロセス変数のリストを表示します。
- 定数: データベース中に定義された定数のリストを表示します。
- テーブル&フィールド、セマフォー、セット、プロセスそして命名セレクション: このテーマに表示される情報は4Dのデバッガーに表示される情報と同じです。4Dランゲージリファレンスのウォッチエリアを参照してください。
- インフォーメーション: このテーマにはデータベースの動作に関わる、カレントデフォルトテーブルや物理・仮想・空き・使用メモリ、クエリの格納先等、一般的な情報が表示されます。この情報を使用してデータベースの動作を検査できます。
- Web: アプリケーションのWebサーバーに関する情報を表示します (Webサーバーが有効であるときにのみ利用可能)。
- 送出 Web ファイル: 送信待ちWebファイル名 (存在する場合)
- Webキャッシュ使用: Webキャッシュ中に存在するページ数とその利用率
- Webサーバー経過時間: Webサーバーの起動時間 (HH:MM:SSフォーマット)
- Webヒット数: Webサーバーが起動されて以降受信した総HTTPリクエスト数および秒あたりのリクエスト数
- 動作中のWebプロセス数: アクティブなWebプロセス数
このテーマの式は変更できません。
式やテーマを削除するには、対応する行を選択しDeleteまたはBackspaceキーを押します。
またコンテキストメニューを使用してアクションを実行することもできます:

新しい式や4Dコマンドを追加したり、すべてを削除、すべての標準式を表示、すべてを折りたたみ、すべてを展開などの動作を行えます。
注: 式列をダブルクリックして新しい式を追加することもできます。
さらにコンテキストメニューからいくつかの表示モードにアクセスすることもできます:
- 型を表示: テーブル&フィールドリストにフィールドのデータ型を表示するかどうかを指定します。
- フィールド/テーブル番号を表示: テーブル&フィールドリストにテーブル/フィールド番号を表示するかどうかを指定します。フィールドの場合[テーブル番号]フィールド番号のように表示されます。
- アイコンを表示: 階層リスト中にオブジェクトアイコンを表示するかどうかを指定します。
- テーブル/フィールドをソート: テーブルやフィールドを文字順にソートするかどうかを指定します (デフォルトではテーブル番号/フィールド番号順にソート)。
- 数値を16新で表示: 整数や倍長整数型の値を16進表記するかどうかを指定します。
- 動作状況モニタリングを有効にする (v12): スケジューラーやネットワーク通信に関連する追加情報を表示します。この低レベルな情報はスケジューラーとネットワーク項目にグループ化されていて、アプリケーションの内部的なアクティビティの詳細なモニターを可能にします。このオプションを有効にすると処理が遅くなることに留意してください。