リソースエクスプローラーはクライアント/サーバー環境での共同開発を容易にします。すべての接続したマシンでResourcesフォルダーの内容をリアルタイムに同期させることができます。
Resourcesの同期を行うステップは以下の通りです:
- クライアントマシン上でResourcesフォルダーの内容を更新した場合、サーバー上のResourcesフォルダーを更新する。
- すべての接続ユーザーに通知する。
- 接続さr他クライアントマシン上でリアルタイムに更新される。
注: 接続していないユーザーは、接続したときに自動でResourcesフォルダーの同期が行われます。
このモードは以下のように動作します。4DクライアントのResourcesフォルダーに対して、リソースエクスプローラーでローカルに行われた更新は、自動的にサーバーに転送されます。
接続中のクライアントマシンはResourcesフォルダーの内容が更新されると通知を受けとります:
- 4Dクライアントから行われた最後の更新から2分経過した後、サーバーが自動で行う (この遅延により、多数のファイルがコピーされるような場合にそれだけ通知が発生することを避けるようになっています)。
- 更新を行ったクライアントマシン上でリソースエクスプローラーのクライアントに通知コマンドを使用する (リソースエクスプローラーを使用する参照)。
- NOTIFY RESOURCES FOLDER MODIFICATIONコマンドを使用する。このコマンドはストアドプロシージャーを使用してサーバーマシン上でResourcesフォルダーが更新されたような場合に便利です。
クライアント側では、通知を受け取った際に各マシンの設定に基づいてアクションが実行されます (次節参照)。
サーバー上のResourcesフォルダーの内容が更新された旨の通知を受け取ったら、各クライアントマシンはその内容を同期できます。この同期はアプリケーションのグローバル設定または個々のクライアントの設定に基づき、自動または手動で行えます。
この設定はデータベース設定を使用してグローバルに、またはSET DATABASE PARAMETERコマンドを使用して個々に設定できます。
更新モードの設定はデータベース設定のクライアント-サーバー/ネットワークオプションページのセッション中に“Resources”フォルダーを更新を使用して行います。
3つのオプションが用意されています:
- しない: サーバーからの通知は無視され、ローカルのResourcesフォルダーは次回の接続時、またはリソースエクスプローラーでローカルリソースを更新コマンドを使用したときに更新されます。
- 常に: ローカルResourcesフォルダーの同期はサーバーから通知を受け取ったときに自動で行われます。
- その都度指定: サーバーから通史を受け取った際に、クライアントマシン上でダイアログボックスが表示されます。ユーザーはローカルResourcesフォルダーを同期するかどうか決定できます。
注: サーバー上の環境設定で設定が実行された場合、その設定はすべてのクライアントマシンに適用されます。クライアントマシン上での設定は、そのマシンにのみ適用されます。