ラベルエディターを使って、ラベルを印刷するシートのレイアウトを指定することができます。ラベルシートのサイズ、ラベルのサイズ、シート当たりのラベル数、シートの向き、マージンといった項目の設定が可能です。
使用するラベルシートのレイアウトを指定するには、次の手順に従ってください。
- レイアウトページタブをクリックします。
- アイコンをクリックして、ラベルシートの方向を指定します。
ラベルシートの方向は用紙方向に左右されないという点に留意してください。用紙方向を変更するには、プリント設定ボタンをクリックし、プリント設定ダイアログボックスで用紙方向を変更します。変更された設定はラベルプレビューエリアの表示で確認できます。 - 一般的に市販されている標準規格のラベルシートを印刷に使用する場合は、ラベルテンプレートドロップダウンリストからラベル用紙のタイプを選択します。
レイアウトページ上の他の入力エリアは、選択したラベル用紙の規格を反映する内容に変わります。詳細については、ラベルテンプレートを参照ください。必要に応じて、これらの設定を修正することができます。変更の必要がなければ、手順の9番に進んでください。 - ラベルシートの各行のラベル数をラベル列数ボックスに入力し、各列のラベル数をラベル行数ボックスに入力します。
ボックスに数値を直接入力することもできますし、ボックスに付いている矢印ボタンで数字を変更することも可能です。数値を確定するには、他のエリアをクリックするか、TabキーまたはReturnキーを押します。
自動サイズ調整オプションを選択している場合に、ラベルの列数および行数を変更すると、各ラベルのサイズがシート上で最大となるよう、自動的に変更されます。ラベルプレビューエリアでは、ラベルの印刷ページ上の状態が更新されます。 - 必要に応じて、マージンサイズの入力時に使用する計測単位を単位ドロップダウンリストから選択します。
このパラメーターを変更すると、長さを表す数値はすべて、指定した単位に変換されます。 - 上マージン、左マージン、水平方向間隔、垂直方向間隔ボックスに値を入力して、ラベル用紙のマージンを指定します。
マージンはラベルシートに対して適用され、指定した間隔はラベルとラベルの間に挿入されます。 - ページサイズラジオボタンをクリックすると、下マージンと右マージンも指定できます。これらのマージンはプレビューエリアにおいて青い線で表示されます。
- ラベルサイズラジオボタンをクリックすると、ラベルの幅と高さを指定できます。ラベルサイズは自動的に計算させることも可能です。この機能については、自動サイズ調整を参照ください。
- 各ラベルを複数印刷したい場合は、ラベル数/レコードドロップダウンリストを使用して、印刷する数を選択します。
ラベルは用紙に連続して印刷されます。4Dはラベルページ全体を複製するわけではありません。 - 印刷に使う1枚目のラベル用紙が部分的に使用されている場合には、ラベルプレビューエリアで1番目の空白ラベルをクリックします。4Dは指定されたラベルからラベルの印刷を開始します。この設定は、1枚目のラベル用紙のみ対象となります。
- ラベルの印刷時にメソッドを実行したい場合は、適用するメソッドドロップダウンリストからメソッドを選択します。
この機能については、ラベルにメソッドを適用するを参照ください。
ラベルシートの設定が完了しました。ラベルの内容が、設定したラベルシートに収まるかどうかをチェックするには、ラベルタブをクリックします。
ラベルテンプレートドロップダウンリストから一般的に市販されているラベルテンプレートを選択することで、ラベルサイズやページ寸法、マージンなどを一括指定することができます。
ドロップダウンリストには4Dにインストールされている標準テンプレートが表示されます。テンプレートを選択すると、レイアウトページ上の他の入力エリアは、選択したラベル用紙の規格を反映する内容に変わり、印刷の準備が整います。レコード毎のラベル印刷枚数と、適用するメソッドに関しては、追加で指定することができます。
ラベルの幅と高さは手動で指定することもできますが、他のパラメーターをもとにラベルエディターに計算させることもできます。この場合、4Dは1シート当たりの印刷ラベル数がなるべく多くなるように、スペースを活用します。
自動サイズ調整を選択すると、ラベル幅およびラベル高さは次のパラメーターに基づいて計算されます:
- ラベルの列数および行数
- 上マージンおよび左マージン
- 水平方向間隔および垂直方向間隔
注: 右マージンと下マージンが指定されていても、計算には考慮されません。
自動サイズ調整を選択している場合に、これらのパラメーターを変更すると、プレビューエリアに表示されたラベルのサイズが変更されます。
ラベルには、印刷時に実行されるメソッドを適用することができます。ラベル毎またはレコード毎のいずれにメソッドを実行するか指定できます。
ラベルシートにメソッドを適用するには、適用するメソッドドロップダウンリストから選択する必要があります。このドロップダウンリストにはデータベースにて作成されたすべてのプロジェクトメソッドが表示されます。メソッドを作成していなければ、リストは空です。
注: ドロップダウンリストにはコンポーネントメソッドや、非表示設定されたプロジェクトメソッドは表示されません。
メソッドを選択したら、実行タイミングラジオボタンを使って、ラベル毎またはレコード毎のいずれかの実行タイミングを指定します。レコード毎のラベル印刷枚数が1の場合には、どちらを選んでも違いはありません。