4D v14.3

以前のバージョンからのデータベースの変換

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4D v14.3
以前のバージョンからのデータベースの変換

以前のバージョンからのデータベースの変換  


 

 

以前のバージョン(11.x, 12.x そして 13.x 等)の4Dまたは4D Serverで作成されたデータベースは4D v14と互換性があります (ストラクチャーおよびデータファイル)。

  • バージョン11より前のデータベースはウィザードを使用して変換する必要があり、一度変換するとオリジナルのバージョンでは開けなくなります。
  • バージョン11や12のデータベースファイルは直接v14用に変換されます。一度変換するとストラクチャーファイルはオリジナルのバージョンでは開けなくなります。他方データファイルについては後述する条件のもと、再びバージョン12で開くことができます。
  • バージョン13のストラクチャーファイルは直接v14用に変換され、一度変換するとオリジナルバージョンでは開けなくなります。しかしながら、バージョン13のデータファイルはv14において変換なしで開くことができ、この場合はその後再び13にて開くことが可能です。
注: どんなインタープリターストラクチャーも変換することができます。ファイルにコンパイルコードが含まれていてもかまいませんが、変換後に再度コンパイルする必要があります。

v14以前のデータベースでプライマリーキーがないものを変換する場合、警告ダイアログボックスが表示されます。この点については、以下の「プライマリーキーエラーウィンドウ」の章にて詳細な説明があります。

v13で作成されたデータベースは、4D v14で開くときに直接変換されます。その際、警告ダイアログボックスが表示され、ストラクチャーファイルが変換されて旧バージョンでは開けなくなるメッセージが表示されます。

しかしながら、データファイルは変換すことなく開くことができるので、v14で開いたあともv13で再度開くことができます。

バージョン11や12のデータベースは、ストラクチャーファイルを4D v14で開く際に直接変換されます。2つのダイアログが連続して表示され、変換されるファイルが以前のバージョンで開けなくなることを警告します。

データファイルが変換される際には、インデックスも再構築されます。

注: 古いバージョンのデータベースの変換についての詳細は、4D v13 のドキュメント内の Converting databases from previous versions を参照して下さい。

4D v14以降、ログファイルの使用には、ログファイルを使用するためにはログを取るテーブルが全て有効なプライマリーキーを持っている必要があります(ログファイルの管理 を参照して下さい)。

データベース内に、有効なプライマリーキーをないテーブルが少なくとも一つある場合にはエラーダイアログボックスが表示されます。

このダイアログボックスは以下のタイミングで現れます:

  • v14のデータベースへと変換した後。
  • v14のデータベース内でログファイルを使用のオプションにチェックを入れた後。

注: データログがデータベース内で有効化されていないとき、エラーダイアログボックスはプライマリーキーエラーに関わらずデータベースを開くというオプションを提供します。

データベースストラクチャーにアクセスできる場合、ダイアログボックスはいくつかの選択肢を表示します。またボックス下部を展開すると、プライマリーキーを持っていないテーブルの一覧が表示されます:

その後選択できるオプションは以下の通りです:

  • コピー: ウィンドウからの情報を解析のためにクリップボードへコピーします。
  • データベースを閉じる: データベースには何も触れずに閉じます。
  • 続ける: エラーを処理せずにデータベースを開きます。この場合、データベースのログは無効になり(ログファイルを使用のオプションのチェックが外れます)、データベースはv14で正常に使用できます。データベースにてログファイルを使用したくない場合に有用です。
  • アシスタントを起動: プライマリーキー管理ウィンドウを表示し、データベース内の全テーブルを更新します。データベースを更新する場合にはこのオプションの仕様が推奨されます。アシスタントについては データベースストラクチャーの作成 のセクションで詳細な説明があります。

データベースストラクチャーへのアクセスがない場合、データログを有効化することはできません。データベース管理者へと連絡を取ることを勧めるメッセージが表示されます。

4D v14はv13やv12やv11のコンポーネントを、変換しなくても開くことができます (コンパイルおよびインタープリター)。コンポーネントは常に読み込みのみモードで開かれる点に留意してください。

コンポーネンツのリコンパイルは不要ですが、v14への変換は.4DBファイルのみ可能です。.4DCファイルはアップグレードできません。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4Dファイルの管理

 
タグ 

Catalog.xml, UUID

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v14 R2)
デザインリファレンス ( 4D v14 R3)
デザインリファレンス ( 4D v14.3)
デザインリファレンス ( 4D v14 R4)

Inherited from : 以前のバージョンからのデータベースの変換 ( 4D v13.4)