4D v14.3

バックアップジャーナル

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データベースのバックアップの追跡や検証を容易にするため、バックアップモジュールは実行された各処理の概要を特別なファイルに書き込みます。このファイルは、いわゆる活動記録のようなものです。オンラインマニュアルのように、処理が定期的または手動のいずれで行われていても、すべてのデータベース操作 (バックアップ、復元、ログファイルの統合) がこのファイルに記録されます。これらの処理が実行された日付と時刻もこのジャーナルに記述されます。

バックアップジャーナルには“Backup Journal.txt”という名前が付けられ、データベースの"Logs"フォルダーに配置されます。

バックアップジャーナルは、任意のテキストエディターで開くことができます。解析を容易にするため、ジャーナルの情報はタブで区切られ、情報の各行は改行で終了しています

バックアップ方法によっては、バックアップジャーナルのサイズがすぐに大きくなってしまうことがあります (例えば、同封ファイルが一緒にバックアップされる場合)。

このサイズを管理するには、2つの方法があります:

  • 自動バックアップ: 4Dはバックアップを実行する前にカレントバックアップジャーナルファイルのサイズを確認します。10MBよりも大きい場合、カレントファイルはアーカイブされ、新しいファイルを作成します。アーカイブされたファイルの名前は"Backup Journal[xxx].txt"に変更されます (xxxには1から999までの数字が入ります)。ファイル番号が999を超えると、ナンバリングは1に戻り、既存ファイルが置換されます。
  • 記録する情報量を削減する: このためには、データベースの Backup.xml ファイルの VerboseMode キーの値を変更します。デフォルトでは、True の値が設定されています。この値を False に変更すると、バックアップジャーナルには主要な情報のみが記録されます (スタート時の日付と時刻、そしてエラーの有無)。バックアップ設定に関する XML キーは XML キー - バックアップマニュアル (PDF) にて説明されています。

4Dのバックアップ設定はデータベースに関連する XML ファイルとして提供されています。バックアップを開始する際、4Dはこのファイルのデータに基づいてバックアップオプションを指定します (これらのオプションは環境設定ダイアログボックスにあります)。このファイルは、バックアップジャーナルに保存する情報量などの追加オプションを設定するのにも使用できます。

バックアップ設定の XML ファイル名は Backup.xml です。このファイルは自動的に次の場所に作成されます:

データベースフォルダー/Preferences/Backup/Backup.xml

上のデータベースフォルダーとは、データベースストラクチャーファイルを格納しているフォルダーのことです。Preferences/Backup というサブフォルダーは必要に応じて自動作成されます。

バックアップ設定に関する XML キーは XML キー - バックアップマニュアル (PDF) にて説明されています。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: データベースのバックアップと復元

 
タグ 

backup.xml, Journal des sauvegardes, Journal de sauvegardes

 
ARTICLE USAGE

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