SVG_Define_radial

4D v18

SVG_Define_radial_gradient


SVG_Define_radial_gradient ( parentSVGObject ; id ; startColor ; endColor {; cx ; cy ; r {; fx ; fy}} ) -> 戻り値

引数	型	説明
parentSVGObject	SVG_Ref	親要素の参照
id	文字	グラデーション名
startColor	文字	始めのカラー
endColor	文字	終わりのカラー
cx	整数	終わりのカラーの中心のX軸の座標
cy	整数	終わりのカラーの中心のY軸の座標
r	整数	終わりのカラーの半径
fx	整数	始めのカラーの中心のX軸の座標
fy	整数	始めのカラーの中心のY軸の座標
戻り値	文字	グラデーションの参照

説明

SVG_Define_radial_gradient コマンドは、parentSVGObject 引数で指定したSVGコンテナ内に新しい放射型グラデーションを設定し、その参照を返します。parentSVGObject 引数がSVGドキュメントではなかった場合、エラーが生成されます。

グラデーションは、一つのカラーからもう一つのカラーへのベクターに沿った無段階な変化で構成されています。指定をすると、グラデーションは与えられたグラフィック要素上に呼び出され、そのグラデーションで要素を塗るか縁どるかを指定することもできます。

id 引数はグラデーション名を指定します。同じ名前の要素が既にある場合、それは上書きされます。このグラデーションを呼び出す名前は、"url(#ID)"のシンタックスを使用してカラーの指定をする際にグラデーションを呼び出す名前です。

startColor と endColor 引数はグラデーションの始めと終わりのカラーを指定するために使います。

任意のcx、cy と r 引数は、グラデーションの終わりのカラーの外部境界線の円を、パーセンテージ値で指定します。これらの引数に渡す値は0から100の間の値である必要があります。

任意のfx と fy 引数はグラデーションの焦点をパーセンテージ値で指定します。startColor 引数で指定した始めのカラーは[fx、fy]の点からスタートします。これらの値は0から100の間でなければなりません。これらの引数が省略された場合、この点は[cx、cy]と同じになります。

例題

 $svg:=SVG_New

 

 SVG_Define_radial_gradient($svg;"grad1";"yellow";"red")

 SVG_New_rect($svg;10;10;90;90;0;0;"black";"url(#grad1)")

 SVG_New_text($svg;"grad1";12;10)

 

 SVG_Define_radial_gradient($svg;"grad2";"yellow";"red";50;50;20;50;50)

 SVG_New_rect($svg;110;10;90;90;0;0;"black";"url(#grad2)")

 SVG_New_text($svg;"grad2";112;10)

 

 SVG_Define_radial_gradient($svg;"grad3";"yellow";"red";80;60;50;60;80)

 SVG_New_rect($svg;10;110;90;90;0;0;"black";"url(#grad3)")

 SVG_New_text($svg;"grad3";12;110)

 

 SVG_Define_radial_gradient($svg;"grad4";"yellow";"red";20;50;80;20;30)

 SVG_New_rect($svg;110;110;90;90;0;0;"black";"url(#grad4)")

 SVG_New_text($svg;"grad4";112;110)

 

  `ドキュメントを保存

 SVG_SAVE_AS_TEXT($svg;"test.svg")

  `メモリを解放

 SVG_CLEAR($svg)

参照

SVG カラー
 SVG_Define_linear_gradient