プラグインエリアは4Dプラグインによりすべてが制御されるフォーム上のエリアです。データベースを開く際、4Dはデータベースにインストールされたプラグインのリストを内部的に作成します。フォームにプラグインエリアを挿入すると、プロパティリストウィンドウ内のタイプリスト("オブジェクト"テーマ内)にてエリアに直接プラグインを割り当てることができます:

注:
- 一部のプラグイン(4D Internet Commands)はフォームやプラグインウインドウで使用することができません。プラグインがフォームで使用できない場合、そのプラグインはプロパティリストのプラグインリストに表示されません。
- 64-bit 版の4D では、デフォルトでは、何のプラグインも含まれていません。
- 選択されたオブジェクトタイプが"プラグインエリア"である場合、そのプラグインの作成者が詳細オプションを提供していると、詳細設定ボタンが使用可能になることがあります。この場合ボタンをクリックして、そのオプションを設定することができます。この詳細設定オプションのダイアログボックスはプラグインの制作元が制御するため、詳細設定オプションに関する情報はそのプラグインの製作者から提供されます。
作成したプラグインエリアが小さすぎる場合、4Dはエリアをボタンとして表示し、タイトルにはエリアに割り当てられた変数名が使用されます。実行時ユーザーはこのボタンをクリックしてプラグインを表示するためのウィンドウを開くことができます。
プラグインを4D環境にインストールするには、まず4Dを終了する必要があります。4Dは起動時にプラグインをロードします。プラグインのインストールに関する詳細はプラグインやコンポーネントのインストールを参照してください。
フォームにプラグインエリアを追加できることで、カスタムアプリケーションを作成する際の可能性が限りなく広がります。プラグインではフォーム上にデジタル時計を表示するような単純な処理や、完全に機能するワープロ、スプレッドシート、グラフィック機能などを提供するなどの複雑な処理を実行できます。
独自にプラグインを作成したい場合、オープンソースのプラグイン制作キットを使用することができます。このキットの入手およびプラグイン作成に関する情報は (github上にある)完全なキット を参照してください。
32-bit 版の4D では、デフォルトで次のタイプの組み込みプラグインを提供しています:
- Report: Reportエリアを使用すると、フォーム中にクイックレポートを挿入できます。クイックレポートには表形式でデータが表示され、サマリーの計算等が行えます。このエリアは独自のメニューバーや4Dランゲージコマンドを使用して制御できます。詳細は[#title id="577"/]を参照してください。
注: 64-bit 版 4D では、このプラグインは新しいエディターを表示するサブフォームページによって置き換えらえています(参照:クイックレポート(64-bit版)) - OLE tools (Windowsのみ): Windowsにおいて、OLEエリアを使用して、データベース内に他のアプリケーションのドキュメントを含むウィンドウを表示できます。この点についてはOLE Toolsマニュアルで説明しています。
注: OLEツールプラグインは4D v16以降では廃止予定となっています。