4D v17.4

Get 4D file

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4D v17.4
Get 4D file

Get 4D file 


 

Get 4D file ( file {; *} ) -> 戻り値 
引数   説明
file  倍長整数 in ファイルタイプ
演算子 in ホストデータベースのファイルを返す
戻り値  文字 in 指定したファイルのパス名

説明   

Get 4D fileコマンドは、file パラメーターで指定された4D環境ファイルへのパス名を返します。パスはシステムシンタックスで返されます。

このコマンドを使用して、データベースのコンテキストに依存する可能性のある、実際のファイル名や保存先を取得できます。このコマンドは 4D のバージョンやOSに限定されない、汎用的なコードを書くのに便利です。

任意のファイルを指定する値として、file には 4D Environment テーマの次のいずれかの定数を渡します:

定数 コメント
Backup configuration file 倍長整数 1 データベースストラクチャーファイルと同じ場所にある Preferences/Backup フォルダーに格納されたBackup.xml ファイル
Backup log file 倍長整数 13 カレントのバックアップのログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。ログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Build application log file 倍長整数 14 アプリケーションビルダーのカレントのログファイル(xmlフォーマット)。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。ログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Compacting log file 倍長整数 6 Compact data file コマンドによって、あるいはメンテナンス&セキュリティセンター(MSC)によって作成された、直近の圧縮のログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。ログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Debug log file 倍長整数 12 SET DATABASE PARAMETER(Debug log recording) コマンドによって作成されたログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。デバッグログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Diagnostic log file 倍長整数 11 SET DATABASE PARAMETER(Diagnostic log recording) コマンドによって作成されたログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。診断が実行されていない、あるいはログファイルが存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
HTTP debug log file 倍長整数 9 WEB SET OPTION(Web debug log) コマンドによって作成されたログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。デバッグログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
HTTP log file 倍長整数 8 WEB SET OPTION(Web log recording) コマンドによって作成されたログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。ログファイルが作成されていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Last backup file 倍長整数 2

任意の場所に格納されている、最終バックアップファイル (名称は: <databaseName>[bkpNum].4BK)

Repair log file 倍長整数 7 メンテナンス&セキュリティセンター(MSC)内からデータベースに対して行われたデータベース修復のログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。修復オペレーションが実行されていない、あるいはログファイルが存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。
Request log file 倍長整数 10

SET DATABASE PARAMETER(4D Server log recording) あるいは SET DATABASE PARAMETER(Client log recording) コマンドによって作成された標準のクライアント/サーバーログファイル(Webリクエストは除かれます)。サーバー上で実行された場合にはサーバーログが返されます(ログファイルはサーバー上のLogsフォルダーに保存されています)。クライアントで実行された場合にはクライアントのログが返されます(ログファイルはクライアントのLogsフォルダーに保存されています)。

User settings file 倍長整数 3 設定が有効化されている場合、データベースストラクチャーファイルと同じ場所にある Preferences フォルダーに格納された、全データファイルの settings.4DSettings ファイル
User settings file for data 倍長整数 4

データファイルと同じ場所にある Preferences フォルダーに格納された、カレントデータファイルの settings.4DSettings ファイル。

Verification log file 倍長整数 5 VERIFY CURRENT DATA FILE および VERIFY DATA FILE コマンドによって、あるいはメンテナンス&セキュリティセンター(MSC)によって作成されたログファイル。データベースのストラクチャーファイルのとなりにあるLogsフォルダに保存されています。検証がなされていない、あるいは存在しない場合には空のパスが返されます。エラーは生成されません。

コンポーネントからコマンドが呼び出された場合、任意の * 引数を渡すとホストデータベースの file パスが得られます。この引数を受け渡さない場合には、空の文字列が返されます。

User settings file for data および User settings file の両ファイルに関しては、"データベース設定" ダイアログボックスの外部ファイルのユーザー設定を有効にする オプション("ユーザー設定"モードの有効化 参照)にチェックを入れている場合にのみ、パスが返されます。

例題  

最終バックアップファイルのパスを取得します:

 C_TEXT($path)
 $path:=Get 4D file(Last backup file)
  // 例: $path = "C:\Backups\Countries\Countries[0025].4BK"

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 4D環境
番号: 1418

This command can be run in preemptive processes

 
履歴 

初出: 4D v16
変更: 4D v16 R6

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v17)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.4)