このテーマの関数は、一連の値に対する演算を行います。
Average、Max、Min、Sum、Sum squares、Std deviation、そしてVariance の各関数は、フィールド使用します。これらの関数はレコ-ドセレクションを使用します。Sum squares、Std deviation、Varianceの各関数は印刷時にのみ使用できます。
これらの関数は数値データに対してだけ機能します。これらの関数はすべて数値を返します。
プリント処理以外でAverage, Max, Min および Sum関数をフィールドに対して使用すると、結果を算出するためにカレントセレクションのレコードをロードする必要があります。レコード数が多いと、処理に時間を必要とします。処理時間を減少させるためにはフィールドにインデックスを付けます。
注: 処理に時間がかかる場合、進捗サーモメータが表示されます。このサーモメータには停止ボタンがあり、ユーザは処理を中断できます。ユーザがこのボタンをクリックすると、OK変数に0が設定されます。処理が正しく完了すると、OK変数は1に設定されます。
統計関数がレポートで使用されると、レポート自身がそれぞれのレコードをロードするため、それらは特定の方法で実行されます。PRINT SELECTIONコマンド、あるいはデザインモードでファイルメニューのプリント...を選択して印刷する場合に、フォームメソッドやオブジェクトメソッドの中でこれらの関数を使用します。
レポートに関数を使用する際に戻り値が信頼できるのは、ブレーク処理が有効の場合でかつブレークレベルが0の時だけです。つまりこれらの関数はレポートの最後、すべてのレコードを処理し終えた時にのみ有効です。
通常これらの関数は、B0ブレークエリアにある入力不可エリアのオブジェクトメソッド内でのみ使用します。
統計関数に引数として渡されるフィールドは、数値フィールドでなければならないことを覚えておいてください。