ODBC API をPHP、Python script、Java、C、C++ など他の言語と使用する際、接続文字列を使用することでDSNを使用せずに接続することができます。
Pythonを使用した例:
import pyodbc
conn = pyodbc.connect(‘Driver={4D ODBC Driver 32-bit} ;Server=187.145.45.23 ;UID=Designer ;PWD=123456’)
curs = conn.cursor()
curs.execute('select (id,name) from table_1')
curs.fetchone()
curs.close()
conn.close()
この例では以下のキーワードを使用します:
- Driver: 32-bit 4D ODBC Driverを使用するように設定されます。
- Server: IP アドレスが"187.145.45.23"のマシンの4D Serverを使用するように設定されます。ポートは特には指定されていないのでデフォルトのポート(19812)が使用されます。
- UID と PWD: "Designer"として、パスワード"123456"で接続するように設定されます。
キーワードは大文字小文字の区別はなく、"Driver"(使用する場合には最初に来なければならない)を除いて順番も関係なく使用することができます。キーワードを指定しないときには、必ずそのデフォルトの値が使用されます。
接続文字列はDSNを使用することもできます。4Dの設定ウィンドウを使用してDSNを作成した場合、同じキーワードを使用してレジストリまたはobdc.iniファイルに設定を保存します。
例えば、以下のような接続文字列を使用した場合:
conn=pyodbc.connect('DSN=My_4D_DSN')
'My_4D_DSN'のDSN内に設定された値と同じ値を使用した接続文字列と同様の結果になります。
接続文字列にて、またはDSNを設定しているときに使用されるキーワードの詳細は、以下の通りです。