4D v16

SVG_New_textArea

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SVG_New_textArea

SVG_New_textArea 


 

SVG_New_textArea ( parentSVGObject ; text {; x {; y {; textWidth {; textHeight {; font | styleDef {; size {; style {; alignment}}}}}}}} ) -> 戻り値 
引数   説明
parentSVGObject  SVG_Ref in 親要素の参照
text  テキスト in 挿入するテキスト
倍長整数 in X軸の座標
倍長整数 in Y軸の座標
textWidth  倍長整数 in テキストエリアの幅
textHeight  倍長整数 in テキストエリアの高さ
font | styleDef  テキスト in フォント名またはスタイル定義
size  整数 in ポイント単位での文字サイズ
style  整数 in 文字のスタイル
alignment  整数 in 行揃え
戻り値  SVG_Ref in SVGテキストオブジェクトの参照

説明   

SVG_New_textArea コマンドはparentSVGObject 引数で指定されたSVGコンテナ内にテキストエリアを挿入し、その参照を返します。parentSVGObject 引数がSVGドキュメントじゃない場合、エラーが生成されます。

"textArea"要素はSVG Tiny 1.2で推奨され4D v11.3以降でv11 SQLに実装された要素です(詳細はhttp://www.w3.org/TR/SVGMobile12/text.html#TextAreaElement参照して下さい)。この要素は"text"要素とは異なり、テキストが指定された幅を越えた際には自動的に改行を管理するテキストエリアを実装します。

注:

  • "textArea" 要素内では、<tbreak/> 要素が改行を置き換えます。
  • 4D v15以降、SVG_New_textArea コマンドはシンプルなスタイル付きテキストをサポートするようになりました(テキストは異なるスタイルを含むことができますが、SPANタグをネストすることはできません)。例題2を参照して下さい。
任意の xy 引数を使用するとエリアの左上端の位置のX軸とY軸の位置を指定することができます。

任意のtextWidthtextHeight 引数はユーザー座標系ないでのエリアのサイズを指定します。これらの引数のどちらか一つが渡されない場合、テキストエリアは自動的にそのコンテンツに合わせたサイズとなります。

SVG_New_textArea コマンドは二つの異なる文字設定のシンタックスを受け付けます:

  • fontsizestylealignment 引数に対して様々な値を渡す事ができます:fontsize 引数を使用するとフォントとサイズをポイント単位で指定できます。これらの引数が省略された場合、テキストはでTimes New Roman 12 pts で描画されます。
    任意のstyle 引数は使用される文字スタイルに関する情報を渡します。style 引数には、以下の値のどれか一つ、または値同士の組み合わせを渡す必要があります(または、4D定数のFont Styles テーマから、それぞれのスタイルに対応する値を使用することもできます):
    0 = 標準
    1 = 太字
    2 = 斜字
    4 = 下線付き
    8 = 打消し線付き
    任意のalignment 引数を使用すると描画されたテキストに対して適用する行揃えのタイプを指定する事ができます。渡す事ができる値は以下の通りです:
    2 = 左揃え
    3 = 中央揃え
    4 = 右揃え

    任意のcolor 引数はフォントカラーを受け付けます(カラーに関する詳細については、カラー&グラデーション の章を参照して下さい)。
    任意のrotation 引数を使用するとテキストに適用する回転を指定することができます。
    任意のlineSpacing 引数を使用するとテキストが複数行にまたがった際の行間隔を指定する事ができます。デフォルトの値は1です。
    任意のstretching 引数を使用するとテキストの水平方向の拡大(値>1)または縮小(0から1の間の値)をしていすることができます。

  • または、(font 引数の代わりに)styleDef 引数にスタイル定義を渡し、それに続く引数を省略することもできます。例えば、以下の様に指定する事ができます。:
     SVG_New_textArea($Dom_svg;"Hello World !";x;y;vWidth;vHeight;style_definition)

    ... ここではstyle_definition 引数には完全なスタイル定義が含まれています。例えば、"{font-size:48px;fill:red;}"を渡した場合、この定義はスタイル属性としてフォームに追加されます:
    style="font-size:48px;fill:red;"

    この場合、これ以外の引数は全て無視されます。

 $svg:=SVG_New
  `境界線の四角を設定する
 $rec:=SVG_New_rect($svg;5;5;210;320;0;0;"#777";"peachpuff";3)
  `テキストを用意
 $txt:="Lorem ipsum dolor sit amet, consectetuer adipiscing elit. Sed non risus. Suspendisse lectus tortor, dignissim sit amet, adipiscing nec, ultricies sed, dolor."
 $txtArea:=SVG_New_textArea($svg;$txt;10;10;200;310;"Georgia";25;Italic;5)
  `ドキュメントを保存
 SVG_SAVE_AS_TEXT($svg;"test.svg")

マルチスタイルテキストの表示:

 C_TEXT($Dom_svg;$Dom_text;$Txt_buffer)
  //マルチスタイルテキストの定義
 $Txt_buffer:="<SPAN STYLE=\"font-size:18pt\">Hello </SPAN>"+\
 "<SPAN STYLE=\"font-size:24pt;font-weight:bold;color:#D81E05\">World</SPAN>"+\
 "<SPAN STYLE=\"font-size:36pt\">!</SPAN><BR/>"+\
 "<SPAN STYLE=\"font-size:19pt;font-style:italic\">It's </SPAN>"+\
 "<SPAN STYLE=\"font-size:24pt\">Monday</SPAN>"
 $Dom_svg:=SVG_New
 
  //タイトル
 SVG_SET_FONT_COLOR(SVG_New_text($Dom_svg;"_______ SVG_New_textArea ______";10;30;"";-1);"blue")
  //テキストエリア
 $Dom_text:=SVG_New_textArea($Dom_svg;$Txt_buffer;50;50)
 
 SVGTool_SHOW_IN_VIEWER($Dom_svg)
 SVG_CLEAR($Dom_svg)



参照 

SVG_APPEND_TEXT_TO_TEXTAREA
SVG_New_text
SVG_New_vertical_text
SVG_SET_TEXTAREA_TEXT

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: テキスト
番号: 65955

 
履歴 

初出: Composant 4D SVG v11.3
変更: 4D v12
変更: 4D v13

 
ARTICLE USAGE

SVGコンポーネント ( 4D v16)