4D v16.3

フォームによるクエリ

ホーム

 
4D v16.3
フォームによるクエリ

フォームによるクエリ  


 

 

フォームによるクエリオプションは、数多くのクエリを実行するための便利な方法です。このタイプのクエリでは、カレント入力フォームを用いて、検索する値を入力します。カレントテーブルのフィールドだけが検索対象となります。フォームによるクエリは、インデックスによるクエリとシーケンシャルクエリの両方を実行します。

下図のフォームによるクエリウインドウは、ひとつの例です。カレント入力フォームが常にフォームによるクエリウインドウとして用いられます。フォームによるクエリウインドウの外観を制御するには、カレント入力フォームを変更します。

フォームによるクエリでは比較演算子を使用することができます。例えば、比較演算子“=”を使用するには、検索する値を対応するフィールドに入力します。その他の比較演算子が必要な場合は、次の記号のいずれかを値の前に付加します:

比較演算記号
等しくない##Marketing
より大きい>>30000
以上>=>=30000
より小さい<<30000
以下<=<=30000

検索する値の後にワイルドカード記号 (@) を指定すると、“先頭一致”クエリを要求することができます。

下図の例では、“S”で始まる名称の会社を検索するために、フォームによるクエリを使用しているところを示しています。

また、複数のフィールドに値を入力して、複合検索を作成することも可能です。複合検索を作成する場合、論理演算子“かつ”を使用するものとみなされます (例: “名称がSで始まり、かつCA (カリフォルニア州) にある”) 。次のフォームによるクエリウインドウは、複合検索の例を示します。

フォームによるクエリを使用するには、次の手順に従ってください:

  1. デザインモードでレコードメニューからクエリ>フォームによるクエリ...を選択します。
    または
    ツールバーにあるクエリボタンのサブメニューからフォームによるクエリ...を選択します。
    4Dはフォームによるクエリウインドウとしてカレントテーブルの入力フォームを表示します。登録ボタンとキャンセルボタンだけが使用可能です。
  2. 検索する値をフィールドに入力します。
    例えば、名字が“佐藤”である人のレコードをすべて検索するには、名字フィールドに“佐藤”と入力します。
    比較演算子を使用する場合は、値の前に比較演算子を付加します。“先頭一致”検索を実行するには、値の後に“@”記号を付加します。
    注: フォームによるクエリでは、"キーワードを含む"検索は使用できません。Enter a value to search for in a field.
  3. 複合検索を実行するには、他のフィールドにも値を入力します。
    複数のフィールドに値が入力されると、4Dは論理演算子として“かつ”を使用します。
  4. 登録ボタンをクリックするか、テンキー上の Enter キーを押して、クエリを実行します。
    クエリをキャンセルするには、キャンセルボタンをクリックするか、または Escape キー (Mac OS では Esc キー) を押します。
    検索結果はカレント出力フォームに表示されます。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: レコードの検索

 
履歴 

 
ARTICLE USAGE

デザインリファレンス ( 4D v16)
デザインリファレンス ( 4D v16.1)
デザインリファレンス ( 4D v16.3)