4D v16.3

Load list

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4D v16.3
Load list

Load list 


 

Load list ( listName ) -> 戻り値 
引数   説明
listName  文字 in デザインモードのリストエディタで 作成されたリスト名
戻り値  ListRef in 新しく作成されたリストのリスト参照番号

説明   

Load list は、listNameで指定した名前のリストのコピーを作成し、そのリスト参照番号を返します。

データベース中で、指定されたリストを検索するにはLIST OF CHOICE LISTS コマンドを使用します。
listNameと同じ名前のリストが存在するかを調べるにはIs a listコマンドを使用します。

作成されるリストはデザインモードで定義されたリストのコピーであることに留意してください。したがって、新規リストに変更を加えても、デザインモードで定義されたリストには影響しません。またデザインモードで定義されたリストに変更を加えても、すでにコピー済みのリストに影響しません。

新たに作成したリストを変更し、その変更を恒久的に保存したい場合は、SAVE LISTコマンドを呼び出します。

新たに作成したリストを使い終わったら、CLEAR LISTコマンドを呼び出してそれを廃棄するのを忘れないでください。廃棄しないと、作業セッションが終了するまで、またはそれを作成したプロセスが終了するかアボートされるまで、そのリストはメモリに留まります。

Tip: プロパティリストの選択リストプロパティを使用して、リストをフォームオブジェクト (階層リスト、タブコントロール、階層ポップアップメニュー) に関連付ける場合、オブジェクトメソッドからLoad listCLEAR LISTを呼び出す必要はありません。4Dはリストを自動的にロードして消去します。

例題  

国際市場に対応するデータベースを作成し、そのデータベースの使用中に異なる言語に切り替える必要があるとします。フォームでhlListという名前の、標準オプションのリストを示す階層リストを提供します。デザインモードでは、英語版の"Std Options US"、フランス語版の"Std Options FR"、日本語版の"Std Options JP"等、さまざまなリストを準備しました。これに加えて、<>gsCurrentLanguageという名前のインタープロセス変数を持ち、これに、英語版には"US"、フランス語版には"FR"、日本語版には"JP"というように2文字の言語コードを格納します。現在選択されている言語を使用してリストをロードするために、以下のように記述します:

  ` hlList Hierarchical List Object Method
 Case of
    :(Form event=On Load)
       C_LONGINT(hlList)
       hlList:=Load list("Std Options"+<>gsCurrentLanguage)
    :(Form event=On Unload)
       CLEAR LIST(hlList;*)
 End case



参照 

CLEAR LIST
Is a list
SAVE LIST

 
プロパティ 

プロダクト: 4D
テーマ: 階層リスト
番号: 383

 
履歴 

初出: 4D v6

 
ARTICLE USAGE

ランゲージリファレンス ( 4D v16)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v16.3)