4D Internet Commands v16

IT_SetProxy

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IT_SetProxy

IT_SetProxy 


 

IT_SetProxy ( protocol ; proxyKind ; proxyHostName ; proxyPort ; proxyUserID ) -> 戻り値 
引数   説明
protocol  整数 in 1 = FTP; 2 = SMTP; 3 = POP3; 4 = IMAP
proxyKind  整数 in 0 = なし; 1 = SOCKS
proxyHostName  文字 in SOCKS Proxyホストのホスト名またはIPアドレス
proxyPort  整数 in 接続に使用するProxyポート
proxyUserID  テキスト in SOCKSのユーザID
戻り値  整数 in エラーコード

説明   

IT_SetProxy コマンドを使用すると、SOCKSホスト (SOCKS Proxy) を通して、指定したプロトコルのリクエストを送信できるようになります。イントラネットの接続するだけの場合、SOCKSホストを通して通信する必要はないでしょう。しかしこれはすべて組織のファイウォールの設定に依存します。IT_SetProxyによる設定はインタープロセススコープを持っていて、すべての4Dプロセスで、指定したプロトコルによる通信に影響します。

Note: SOCKSは、組織のネットワークでクライアントからのリクエストを受け入れ、インターネットに転送するためにProxyサーバが使用するプロトコルです。ワークステーションがファイアウォールの内側にあり、インターネット上の情報にアクセスしたい場合、SOCKSホストはリクエストを受信し、そのリクエストを転送して、情報をクライアントアプリケーションに返します。

protocol には、リクエストを指定したSOCKS Proxyホストを経由させるプロトコルを指定します。1はFTPを、2はSMTP、3はPOP3、4はIMAPプロトコルを示します。

proxyKind は、指定したプロトコルのリクエストがSOCKS Proxyホストを経由すべきかどうかを指定する整数値です。1を渡すと、指定したプロトコルのすべてのリクエストは、指定したSOCKSホストを経由します。0を渡すと指定したプロトコルのリクエストはSOCKSホストを経由しません。

proxyHostName はSOCKS Proxyホストのホスト名またはIPアドレスです。

proxyPort には、指定したプロトコルがSOCKS Proxyホストとの通信に使用するポート番号を渡します。

proxyUserID にはユーザを特定するテキスト値を渡します。ユーザIDはネットワーク管理者によって与えられます。proxyUserID が空の文字列の場合もあります。

例題  

以下のメソッドでは、すべてのFTP接続は指定したSOCKS Proxyホストを経由します。

 $err:=IT_SetProxy(1;1;$proxyAdd;$proxyPort;"") `FTP SOCKS Proxy
 $err:=FTP_Login("ftp.4d.com";"anonymous";dbody@aol.com";$ftpID)
 $err:=FTP_GetFileInfo($ftpID;$vpath;$vsize;$vmodDate)
 $err:=FTP_Receive($ftpID;$vpath;"";0)
 $err:=FTP_Logout($ftpID)

Note: 簡単にするために、この例題ではエラーチェックを行っていません。

以下の文はSOCKS Proxyホストを経由したFTP接続の転送を停止します。

 $err:=IT_SetProxy(1;0;$proxyAdd;$proxyPort;"")



参照 

IT_GetProxy

 
プロパティ 

プロダクト: 4D Internet Commands
テーマ: IC ユーティリティ
番号: 88898

 
履歴 

変更: 4D Internet Commands 6.8.1

 
タグ 

SOCKS

 
ARTICLE USAGE

4D Internet Commands ( 4D Internet Commands v16)