レポート中でサブフォームやピクチャー、テキストを印刷できます。これらのオブジェクトは固定長あるいは可変長のフレームで印刷できます。固定長フレームのオブジェクトは、それがフォーム上に作成された通りの大きさに印刷されます。可変長フレームのオブジェクトは、オブジェクトの内容がすべて印刷されるよう、印刷時に拡大されます。
フォーム上で可変長オブジェクトを横に並べ置くことはできません。ピクチャーやテキスト可変長オブジェクトの横に固定長オブジェクトを配置することができますが、この場合可変長オブジェクトの高さはその横に配置されたオブジェクトよりも最低一行高く設定されていて、またそれらすべてのオブジェクトの上端が揃えられていなければなりません。この条件を満たさない場合、印刷時に可変長オブジェクトフレームの高さ分、他のフィールドの値が繰り返し印刷されます。
可変長サブフォームの両側にオブジェクトを配置することはできません。
可変長オブジェクトは詳細エリアにのみ配置できます。
サブフォームにレコードを印刷する場合、通常は一覧フォームを使用します。
サブフォームの印刷オプションを設定するには、プロパティリストでサブフォームプロパティの印刷グループを表示します。
レコードがサブフォームエリアに収まりきらない可能性があるため、サブフォームの印刷には以下3つの選択肢があります:
- 可変:4Dは全レコードが印刷されるようサブフォームエリアを拡大/縮小します。
- 固定 (切り捨て): 4Dはサブフォームエリアに収まるだけのレコードを印刷します。フォームは一回だけ印刷され、印刷されなかったレコードは無視されます。
- 固定 (全レコード): フレームは指定されたサイズで印刷されますが、4Dは全レコードが印刷されるまでそのフォームを複数回印刷します。
注: 可変長サブフォームの両側にはオブジェクトを配置できません。配置するとサブフォームの各行毎にそのオブジェクトが繰り返し印刷されます。
サブフォームオプションに関する詳細はリストサブフォームを参照してください。
表示フォーマットが対応していれば、ピクチャーを固定長にも可変長にも印刷できます。以下のフォーマットが可変長フレームに対応しています:
- トランケート (中央合わせあり)
- 背景
- トランケート (中央合わせなし)
ピクチャーフォーマットについては表示フォーマットを参照してください。
ピクチャー印刷オプションを設定するには、ピクチャーフィールドや変数のプロパティリストで印刷グループを表示します。そしてプリント時可変チェックボックスを必要に応じて設定します:
- このオプションを選択すると、ピクチャーはその高さの通りに印刷されます。必要に応じてピクチャーフレームが拡大されます。
- このオプションを選択しないと、ピクチャーはフォームに設定された固定の高さで印刷されます。
テキストフィールドを固定長あるいは可変長で印刷できます。テキストフィールドの設定はピクチャーフィールドの設定と同じです。
フォームエディター中でテキストフィールドのプロパティリストで印刷グループを表示し、必要に応じてプリント時可変オプションを選択します:
- このオプションを選択すると、テキストはその高さの通りに印刷されます。すべてのテキストが印刷されるよう、必要に応じてフレームが拡大されます。
- このオプションを選択しないと、テキストはフォームに設定された固定の高さで印刷されます。