このエリアにはコンパイル処理中に使用される一般的なオプションがグループ化されています。
- 範囲チェック: 範囲チェックの有効/無効を設定します。範囲チェックは追加の検証であり、実行時のアプリケーションオブジェクトの状態に基づき、コードをチェックします。範囲チェックに関する詳細は範囲チェックを参照してください。
- Symbolファイルを生成: 変数とその型のリスト、およびメソッドの引数や戻り値の型のリストが記述されたドキュメントを生成するために使用します。
ファイルはデータベースストラクチャーと同階層にDatabaseName_symbols.txtという名前で作成されます。
シンボルファイルに関する詳細はシンボルファイルを参照してください。 - エラーファイルを生成: シンタックスチェック時にエラーファイルを生成するために使用します。一般的なエラー、特定のコード行のエラー、および警告などが含まれます。
コンパイラーが検知したすべてのエラーは4Dのメソッドメニューからアクセスできます。エラーファイルを生成し、他のマシンに転送することが有効な場合もあります。特に複数の開発者がチームで開発を行っている場合などです。
エラーファイルはXML形式で生成されるため、内容を自動で解析することが容易になっています。このファイルを使用してカスタマイズされたエラー表示インターフェースを作成することも可能です。エラーファイルはDatabaseName_errors.xmlという名称で、ストr買う茶ーファイルと同階層に作成されます。
エラーファイルに関する詳細はエラーファイルを参照してください。 - 64-bit プロセッサー用にもコンパイルする: アプリケーションを (32-bitコンパイルに加え) 4D 64-bit版用にコンパイルするために使用します。 以下の点に留意してください:
- バージョン12.1より64-bitバージョンの4D Serverが提供されています。
- 非Unicodeモードのアプリケーションを64-bitにコンパイルすることはできません。
- 64-bit版の4Dでアプリケーションを使用する場合にこのオプションを使用します。OSが64-bitであるかどうかは関係ありません。
- ローカル変数初期化: メソッドの先頭でのローカル変数初期化モードを設定するために使用します:
- ゼロにする: 変数はデフォルトで0に設定されます (文字型の場合空の文字列、数値型の場合0等)
- ランダム値にする: コンパイラーは無意味な値を割り当てます。この値は常に同じであり、例えば倍長整数の場合1919382119、文字の場合“rgrg”、ブールの場合True等になります。このオプションを使用すると、初期化を忘れているローカル変数を探すのが容易になります。
- いいえ: コンパイラーはローカル変数を初期化しません。この設定を使用するとアプリケーションの実行時間を短縮できます。ただし開発者が正しくローカル変数を初期化しなければなりません。
- コンパイルパス: コンパイラーの実行周期数を設定するために使用します。
- すべて定義させる: コンパイルを行う際に可能なステージをすべて行います。
- ローカル変数のみ自動定義させる: プロセスおよびインタープロセス変数の型を決定する処理は行われません。このオプションを選択する場合、すべてのプロセス変数とインタープロセス変数を開発者自身が宣言するか、自動コンパイラーメソッド生成機能を使用しなければなりません。
- 自動変数定義は行わない: ローカル、プロセスおよびインタープロセス変数の型を決定する処理は行われません。このオプションを千tかうする場合、すべての変数が明示的に宣言されていなければなりません。
このエリアでは曖昧なアプリケーションオブジェクトのデフォルト型を設定します。
- 数値: 実数または倍長整数から選択できます。アプリケーション中に型指定ディレクティブが書かれている場合、そちらが優先されます。倍長整数を指定することでアプリケーションを最適化できます。
- ボタン: 実数または倍長整数から選択できます。アプリケーション中に型指定ディレクティブが書かれている場合、そちらが優先されます。標準ボタンの他以下のオブジェクトが対象となります: チェックボックス、3Dチェックボックス、ハイライトボタン、非表示ボタン、3Dボタン、ピクチャーボタン、ボタングリッド、ラジオボタン、3Dラジオボタン、ピクチャーラジオボタン、ピクチャーポップアップメニュー、階層ポップアップメニュー、ポップアップ/ドロップダウンリスト。
このエリアでは、コンパイラーが自動で生成するコンパイラーメソッドの名前を設定できます。これらのメソッドはすべての変数の型定義をグループ化 (プロセス変数、インタープロセス変数、プロセス配列、インタープロセス配列、メソッド) します。これらのメソッドを生成するには、コンパイラーウィンドウの変数定義を生成ボタンを使用します。詳細はコンパイラーウィンドウを参照してください。
最大5つのコンパイラーメソッドが生成されます。コンパイラーメソッドはアプリケーションに対応するオブジェクトが存在する場合のみ作成されます:
- 変数: プロセス変数定義がグループ化されます。
- インタープロセス変数: インタープロセス変数定義がグループ化されます。
- 配列: プロセス配列定義がグループ化されます。
- インタープロセス配列: インタープロセス配列定義がグループ化されます。
- メソッド: メソッド引数として使用されるローカル変数定義がグループ化されます (例: C_INTEGER(mymethod;$1))。
それぞれの対応するエリアで、作成されるメソッドの名前を編集できます。
常に“Compiler_”という接頭辞が付きます。これは変更できません。各メソッド名はユニークでなければならず、接頭辞を含み31文字以下でなければなりません。拡張文字 (アクセント文字や記号文字等) やスペースは使用できません。