4D View v14

4D Viewエリアを使用する

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下記の4D View環境のもとで、プログラムを作成することができます:

  • フォームに組み込まれた4D View エリア
  • 4D View のプラグインウインドウ
  • オフスクリーン4D View エリア

4D Viewドキュメントを利用するには、フォーム上にプラグインエリアを作成するか、またはプラグインウインドウを開きます。

フォーム上にプラグインエリアを作成するには、デザインモードにおいて4Dのフォームエディタでエリアを描画します。

プラグインウインドウを開くには、4D のツールメニューから4D View コマンドを選択するか、または4D のコマンドであるOpen external windowを実行します。

4D Viewでは、表示エリアの作成だけではなく、非表示エリアであるオフスクリーンエリアを作成することもできます。詳細は後述の"4D View オフスクリーンエリア"を参照してください。

ルーチンを使用して4D View ドキュメントを操作するには、4D View エリアのIDを特定する必要があります。このIDは4D View の内部的なものであり、通常は変数に納められます。

4D Viewは変数を使用して、組み込みエリアのパス名やプラグインウインドウ、およびオフスクリーンエリアを保存します。操作対象のエリアを参照するには、コマンドや関数に対し、エリアのIDを代入した変数を引数として渡します。

本マニュアルのコマンド説明において、4D View ドキュメントエリアを識別する倍長整数タイプの変数はareaと呼ばれます。

以下の2つのタイプのarea変数があります:

  • 組み込みエリアの変数
  • プラグインウインドウまたはオフスクリーンエリア用に作成した変数

フォーム上に4D View エリアを作成して名前を付けると、4Dは4D Viewエリアの名前がそのエリアを参照するための変数であるものと解釈します。例えば、“Sheet”という名前のエリアを参照するには、引数areaにSheetと指定します。

Open external windowまたはPV New offscreen areaを使用してプラグインウインドウやオフスクリーンエリアを作成すると、関数からエリアの識別番号が変数に返されます。この変数を使用し、他のコマンドや関数においてプラグインウインドウやオフスクリーンエリアを参照することができます。値を変数に代入するには、コード行の関数の左側に変数名と代入記号 (:=) を記述します。

次の例題は4D View のプラグインウインドウを作成し、エリア識別番号を変数MyAreaに代入しています:

 MyArea:=Open external window(30;30;350;450;8;"Sheet";"_4D View")

4D View エリアはあらゆるフォーム上に作成することができます。大抵の場合、エリアは入力フォーム上に作成され、ドキュメントを使った処理が行われますが、出力フォーム上で情報の表示や印刷のために使用される場合もあります。4D View でフォーム全体を使用したり、フィールドや他のフォームオブジェクトとフォームスペースを共有したりできます。

アクティブオブジェクトエリアである“プラグインエリア”を4D Viewで使用します。4Dにおいて、プラグインエリアは各種アクティブオブジェクトのうちの一つです(他の例として、ボタンや入力エリア、スクロールエリア等があります)。

また、プラグインエリアを4Dフィールドに関連付けると、レコード保存のたびにエリア内容も一緒に保存することができます。OKのような自動ボタンではなく、SAVE RECORDコマンドを使用する場合には自動保存がアクティブではないため、まず最初にPV Area to blobを実行して4D View エリアの内容を4Dフィールドに転送する必要がある点に注意してください。

フォームにおける4D Viewエリアの作成に関する詳細は、4D View のユーザリファレンスマニュアルを参照してください。

4DのOpen external windowを使用してプラグインウインドウを開き、空の4D Viewドキュメントを表示することができます。

Open external windowは新しくウインドウを開き、指定されたプラグインを表示してエリアのID番号を返します。

以下にOpen external windowの使用例を示します。この例ではプラグインウインドウを開き、空の4D View ドキュメントを表示します。

 PvRefArea:=Open external window(50;50;350;450;8;"Spreadsheet";"_4D View")

このドキュメントを参照する必要がある場合には、常に変数PvRefAreaを使用します。Open external windowコマンドに関する説明は4Dランゲージリファレンスマニュアルを参照してください。

オフスクリーンエリアはメモリ上に格納され、プログラマやユーザからは見ることができません。一般的に2つの状況においてこのエリアが役立ちます。ユーザが表示する前にドキュメントを修正する場合や、必要があればユーザが元の状態へ復帰できるようにドキュメントを保存しておく場合です。

オフスクリーンエリアではエリアを描画する必要がないため、4D Viewの処理はより高速に行われます。

オフスクリーンエリアを作成するにはPV New offscreen areaを使用します。

PV DELETE OFFSCREEN AREAコマンドを用いてオフスクリーンエリアを消去し、使用されたメモリを解放することを忘れないでください。オフスクリーンエリアをすべて終了せずにデータベースを閉じると、4Dはエラーメッセージを表示します。

 
プロパティ 

プロダクト: 4D View
テーマ: はじめに

 
ARTICLE USAGE

4D View ( 4D View v11.4)
4D View ( 4D View v12)
4D View ( 4D v13)
4D View ( 4D View v14 R2)
4D View ( 4D View v14)
4D View ( 4D View v14 R3)
4D View ( 4D View v14 R4)