OBJECT SET STYLE SHEETコマンドは、引数 object と * で指定したオブジェクトと関連付けられたスタイルシートを、カレントのプロセスにおいて変更します。スタイルシートを変更すると、フォント、フォントサイズ、そしてフォントスタイルが変更されます(ただし自動スタイルシートではフォントスタイルは除く)。
 任意の * 演算子を渡した場合、 object 引数でオブジェクト名を文字列で指定します。省略時には object 引数でフィールドまたは変数を指定します。
 styleSheetName 引数の中には、 object 引数で指定したオブジェクトに適用するスタイルシートの名前等を渡します。渡せる値は以下の通りです。
  - 既存のスタイルシート名(指定したスタイルシートが存在しない場合は、 ON ERR CALL コマンドで割り込み可能なエラーが返されます)
- 空の文字列 ("") (指定すると、適用していたスタイルシートが解除されます。)
- "Font Styles" テーマ内にある以下の定数のいずれか(指定すると、"自動"スタイルシートが適用されます):
 
	
		
			| 定数 | 型 | 値 | コメント |  
			| Automatic style sheet | 文字列 | __automatic__ | デフォルトで全てのオブジェクトに使用されます |  
			| Automatic style sheet_additional | 文字列 | __automatic_additional_text__ | スタティックテキスト、フィールドそして変数においてのみサポートされます。ダイアログボックスでの補足テキストに使用されます。 |  
			| Automatic style sheet_main | 文字列 | __automatic_main_text__ | スタティックテキスト、フィールドそして変数においてのみサポートされます。ダイアログボックスでのメインテキストに使用されます。 |  
 
object 引数で指定したオブジェクトにデザインモードですでにスタイルシートが関連付けされている場合、このコマンドを呼び出すことによって、カレントプロセス中はスタイルシートが変更されます。
 セッション中、 ST SET ATTRIBUTES コマンド、 ST SET TEXT コマンド、 OBJECT SET FONT コマンド、または OBJECT SET FONT SIZE コマンド等をオブジェクトに使用してフォントやフォントサイズを変更した場合、スタイルシートへの参照はオブジェクトから自動的に削除されます。元からあったスタイルシートと同じ設定を適用しようとした場合でも同様に削除されます。
しかしながら、例えば ST SET ATTRIBUTES コマンドや OBJECT SET FONT STYLE コマンド等を使用してスタイル(太字、イタリック等)のみを変更した場合、 スタイルシートへの参照は削除されず、これらのプロパティはセッションの間スタイルシートへと追加されます。
プロジェクトアーキテクチャーにおいては、このコマンドがサポートするのは3つの自動スタイルシートだけです。