Session

4D v19

Session


Session -> 戻り値

引数	型	説明
戻り値	オブジェクト	Session オブジェクト

説明

Session コマンドは、カレントのスケーラブルWeb セッションに対応したSession オブジェクトを返します。

このコマンドはスケーラブルセッションが有効化されている場合にのみ(スケーラブルセッション(マルチプロセスセッション) 参照)。セッションが無効化されている場合または旧式セッションが使用されている場合にはNull を返します。

スケーラブルセッションが有効化されている場合、以下のコンテキストであればWebプロセスの種類に関わらずSession オブジェクトが利用可能です:

On Web Authenticationデータベースメソッド、On Web Connectionデータベースメソッド、および On REST Authentication データベースメソッド
REST リクエストで呼び出されたORDA Data Model Class functions
セミダイナミックページ (4DTEXT、4DHTML、4DEVAL、4DSCRIPT/、4DCODE) 内の4D タグを通して処理されたコード
4DACTION/ urlを通して呼び出された"4D タグとURL(4DACTION...)"属性がチェックされているプロジェクトメソッド(URLとフォームアクション参照)。

返されたSession オブジェクトは、ユーザーセッションを管理するのに使用できるプロパティやファンクションが格納されています。これらの詳細についてはSession API section on developer.4d.com の章に詳細があります。

例題

action_Session プロジェクトメソッドには"4D タグとURL(4DACTION/...)"属性が定義されているとします。以下のURL をブラウザに入力することでメソッドを呼び出す場合を考えます:

IP:port/4DACTION/action_Session

  // action_Session メソッド

 Case of

    :(Session#Null)

       If(Session.hasPrivilege("WebAdmin")) // hasPrivilege ファンクションは呼び出す

          WEB SEND TEXT("4DACTION --> Session is WebAdmin")

       Else

          WEB SEND TEXT("4DACTION --> Session is not WebAdmin")

       End if

    Else

       WEB SEND TEXT("4DACTION --> Session is null")

 End case

参照