| 4D v18JSON Validate | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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    4D v18
 JSON Validate 
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| JSON Validate ( vJson ; vSchema ) -> 戻り値 | ||||||||
| 引数 | 型 | 説明 | ||||||
| vJson | Object |   | 評価するJSONオブジェクト | |||||
| vSchema | Object |   | JSONオブジェクトを評価するのに使用するJSONスキーマ | |||||
| 戻り値 | Object |   | 評価ステータスあるいはエラー(あれば) | |||||
JSON Validate コマンドは、vJson 引数に渡されたJSON コンテンツをvSchema 引数に渡したJSON スキーマで定義されたルールに対しての適合性をチェックします。JSON が向こうであった場合、コマンドはエラーの詳細な説明を返します。
vJson 引数には評価をしたいJSON コンテンツを含むJSON オブジェクトを渡します。
注: JSON 文字列を評価することとは、JSON スキーマで定義されたルールに則っているかどうかをチェックすることです。JSON が整形されているかどうかをチェックすることとは別で、これはJSON Parse コマンドによってチェックされます。
vSchema 引数には評価に使用するJSON スキーマを渡します。JSON スキーマを作成する方法については、json-schema.org のWeb サイトを参照してください。
注: JSON オブジェクトを評価するためには、4DはJSON Schema Validation ドキュメントで説明されている規範を使用します(このドキュメントは下書きであり、将来変化する可能性があります)。4Dのカレントの実装は、この下書きのバージョン4 に基づいています。
JSON スキーマが有効でない場合、4D はNull オブジェクトを返し、On error call メソッドでキャッチ可能なエラーを返します。
JSON Validate は評価の状態を提供するオブジェクトを返します。このオブジェクトは以下のプロパティを格納しています:
| プロパティ名 | 型 | 詳細 | 
| success | ブール | vJson が有効であればTrue、それ以外の場合にはFalse です。False の場合、errors プロパティも同時に返されます。 | 
| errors | オブジェクトコレクション | vJson 引数が評価されなかった場合のエラーオブジェクトの一覧です(以下参照)。 | 
errors コレクションの各エラーオブジェクトには以下のプロパティが格納されています:
| プロパティ名 | 型 | 詳細 | 
| code | 数値 | エラーコード | 
| jsonPath | 文字列 | vJson 内で評価できなかったJSON パス | 
| line | 数値 | JSON ファイル内でのエラーの行数。このプロパティはJSON がJSON Parse コマンドに * 引数を渡した状態で解析された場合に返されます。それ以外の場合、このプロパティは省略されます。 | 
| message | 文字列 | エラーメッセージ | 
| offset | 数値 | JSON ファイル内でのエラーの行オフセット。このプロパティはJSON がJSON Parse コマンドに * 引数を渡した状態で解析された場合に返されます。それ以外の場合、このプロパティは省略されます。 | 
| schemaPaths | 文字列 | 評価エラーの原因となったスキーマ内のJSON パス | 
返ってくる可能性あるエラーは以下の通りです:
| コード | JSONキーワード | 補足 | 
| 2 | multipleOf | 'multipleOf' キーに対しての検証中のエラー | 
| 3 | maximum | 提供された値はスキーマ ("{s1}")内での指定を超えてはいけません。 | 
| 4 | exclusiveMaximum | 提供された値はスキーマ ("{s1}")内での指定未満でなければいけません。 | 
| 5 | minimum | 提供された値はスキーマ ("{s1}")内での指定を下回ってはいけません。 | 
| 6 | exclusiveMinimum | 提供された値はスキーマ ("{s1}")内での指定を超えていなければいけません。 | 
| 7 | maxLength | 文字列がスキーマでの指定より長いです。 | 
| 8 | minLength | 文字列がスキーマでの指定より短いです。 | 
| 9 | pattern | 文字列"{s1}" はスキーマでのパターン{s2}に合致しません。 | 
| 10 | additionalItems | 配列の検証中のエラー。JSONにはスキーマでの指定より多い要素が含まれています。 | 
| 11 | maxItems | 配列にはスキーマでの指定より多い項目が含まれています。 | 
| 12 | minItems | 配列にはスキーマでの指定より少ない項目が含まれています。 | 
| 13 | uniqueItems | 配列の検証中のエラー。要素が重複しています。"{s1}"のインスタンスがすでに配列内にあります。 | 
| 14 | maxProperties | プロパティの数がスキーマでの指定より多いです。 | 
| 15 | minProperties | プロパティの数がスキーマでの指定より少ないです。 | 
| 16 | required | 必須のプロパティ"{s1}" がありません。 | 
| 17 | additionalProperties | 追加のプロパティはスキーマによって許可されていません。プロパティ{s1} は削除する必要があります。 | 
| 18 | dependencies | "{s1}" プロパティには"{s2}" プロパティが必要です。 | 
| 19 | enum | 'enum' キーに対しての検証中のエラー。"{s1}"はスキーマないのどのenum要素とも合致しません。 | 
| 20 | type | 不正な型です。予期される型は{s1} | 
| 21 | oneOf | JSONはひとつ以上の値と合致します。 | 
| 22 | oneOf | JSONはどの値にも合致しません。 | 
| 23 | not | JSONは'not'の値に対して有効です。 | 
| 24 | format. | 文字列が("{s1}")に合致しません。 | 
JSON オブジェクトをスキーマで評価して、その評価エラーの一覧があればそれを取得したい場合を考えます。エラー行とメッセージはテキスト変数に保存したいとします:
 C_OBJECT($oResult)
 $oResult:=JSON Validate(JSON Parse(myJson;*);mySchema)
 If($oResult.success) //評価に成功
    ...
 Else //評価に失敗
    C_LONGINT($vLNbErr)
    C_TEXT($vTerrLine)
    $vLNbErr:=$oResult.errors.length ///エラーの行数を取得
    ALERT(String($vLNbErr)+" validation error(s) found.")
    For($i;0;$vLNbErr)
       $vTerrLine:=$vTerrLine+$oResult.errors[$i].message+" "+String($oResult.errors[$i].line)+Carriage return
    End for
 End if注: この例題ではオブジェクト記法が有効化されていることが前提となっています(互換性ページ を参照してください)。
	プロダクト: 4D
	テーマ: JSON
	番号: 
        1456
        
        
        
	
	初出: 4D v16 R4
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	ランゲージリファレンス ( 4D v18)
	
	
	
	
	
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