4D v17.4Value type |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
4D v17.4
Value type
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Value type ( expression ) -> 戻り値 | ||||||||
| 引数 | 型 | 説明 | ||||||
| expression | 式 |
|
テストしたい結果を返す式 | |||||
| 戻り値 | 倍長整数 |
|
データ型の数字 | |||||
Value type コマンドはexpression 引数に渡した式の評価の結果の値の型を返します。
コマンドが返す数値は、Field and Variable Types テーマにある以下の定数と比較することが可能です:
| 定数 | 型 | 値 |
| Is BLOB | 倍長整数 | 30 |
| Is Boolean | 倍長整数 | 6 |
| Is collection | 倍長整数 | 42 |
| Is date | 倍長整数 | 4 |
| Is longint | 倍長整数 | 9 |
| Is null | 倍長整数 | 255 |
| Is object | 倍長整数 | 38 |
| Is picture | 倍長整数 | 3 |
| Is pointer | 倍長整数 | 23 |
| Is real | 倍長整数 | 1 |
| Is text | 倍長整数 | 2 |
| Is time | 倍長整数 | 11 |
| Is undefined | 倍長整数 | 5 |
| Object array | 倍長整数 | 39 |
このコマンドはスカラー式の型を返すようにデザインされています。つまり、expression 引数に格納されている、あるいはその式から返される値の型です。具体的には、以下の4D式に対して適用可能です:
注: 数値型のオブジェクトプロパティは常に実数値としてみなされます:
C_OBJECT($o)
$o:=New object("value";42)
$vType:=Value type($o.value) //$vType=Is realValue type コマンドは有効な4D式(フィールド、変数、引数を含む)であれば適用可能です。この場合、Type コマンドとは異なり、Value type はexpression 引数に渡された式の結果の値の内部的な型を返し、宣言された型を返すわけではありません。4Dランゲージは内部的に値の型を変換することがあるため、Value type の結果は宣言された型とは異なることがあります。例えば、4Dは内部的に"整数64bit"型のフィールド値を変換します。このため、以下の例のような結果が出ることがあります:
$vType1:=Type([myTable]Long64field) //$vType=Is integer 64 bits(64-bit整数型)
$vType2:=Value type([myTable]Long64field) //$vType=Is real(インタープリタモードでは実数型)他には配列(配列の評価はカレントの要素のインデックスを返します)やコンパイルモードなどが結果の差異に関係します。以下の表はこの差異をまとめたものです:
| 宣言された型 | Type結果 | Value type の結果(インタープリタ版) | Value type の結果(コンパイル版) | 補足 |
| ARRAY TEXT($t;1) | Text array | Is real | Is longint | $t には数値であるカレントの要素インデックスが格納されます |
| 文字 field | Is alpha field | Is text | Is text | 4Dは内部的には全ての文字列をテキストとして管理します |
| 整数 field | Is integer | Is real | Is longint | 最適化のため、インタープリタモードは数値は全て実数として管理されます。 |
| 倍長整数 field | Is longint | Is real | Is longint | 同様にコンパイルモードでは全ての整数値は倍超整数とみなされます。(*) |
| 整数64bit field | Is integer 64 bits | Is real | Is longint |
(*) コンパイルモード、インタープリタモードの両方において有効な数値型の値のテストを書きたい場合には、以下のようなコードの使用を検討してください:
If(Value type($myValue)=Is longint)|(Value type($myValue)=Is real)互換性に関する注意: 4D v16 R6 以降、日付はオブジェクトプロパティ内では日付型あるいはISO日付フォーマットのテキストとして保存されています。詳細な情報については、SET DATABASE PARAMETER コマンドのDates inside objects セレクターを参照してください。
オブジェクトプロパティの値が取り得る様々な型に対応したい場合を考えます:
コレクション内の全ての数値の合計を計算したい場合を考えます:
C_COLLECTION($col)
C_REAL($sum)
$col:=New collection("Hello";20;"World2";15;50;Current date;True;10)
For($i;0;$col.length-1) //コレクションが0から始まるのでlengthを-1をする
If(Value type($col[$i])=Is real)
$sum:=$sum+$col[$i]
End if
End for
ALERT(String($sum)) //95
プロダクト: 4D
テーマ: ランゲージ
番号:
1509
初出: 4D v16 R4
ランゲージリファレンス ( 4D v17)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.1)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.2)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.3)
ランゲージリファレンス ( 4D v17.4)
コメントを追加