概要

4Dではデータベースストラクチャーファイル (.4dbまたは.4dc、4Dファイルの説明参照) と同階層のResourcesフォルダーに、アプリケーションで使用するリソースを格納します。このフォルダーにはデータベースやコンポーネントで使用するすべての"リソース" (テキストの翻訳、ピクチャーなどアプリケーションインターフェースのカスタマイズに使用するファイル) を格納できます。

クライアント/サーバーアーキテクチャーにおいてResourcesフォルダーの内容を管理するためのツール、リソースエクスプローラーが提供されます。このツールは4Dのツールボックスにあります:

リソースエクスプローラーにはカレントデータベースのResourcesフォルダーの内容が階層リストで表示されます。またフォルダーの内容の管理を容易にするための追加の機能 (項目の追加や削除、プレビューなど) が複数用意されています。

リソースエクスプローラーはローカルモードおよびリモートモードいずれでも利用できますが、リモートモードにおいて最も利用価値があります。この場合、リソースエクスプローラーを使用して4D Serverに接続しているすべてのリモートマシンのResourcesフォルダーの同期を制御できます。リソースエクスプローラーを使用すればクライアント/サーバー環境でのリソース共有を管理できます。通知メカニズムを使用してResourcesフォルダーの内容が変更された際、クライアントマシンにそれを知らせることができます。そして各クライアントマシンはその内容を同期できます。