| 4D v15.4On SQL Authenticationデータベースメソッド | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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    4D v15.4
 On SQL Authenticationデータベースメソッド 
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| $1, $2, $3 -> On SQL Authenticationデータベースメソッド -> 戻り値 | ||||||||
| 引数 | 型 | 説明 | ||||||
| $1 | テキスト |   | ユーザー名 | |||||
| $2 | テキスト |   | パスワード | |||||
| $3 | テキスト |   | (オプション) リクエスト送信元クライアントのIPアドレス | |||||
| 戻り値 | ブール |   | True = リクエストを受け入れる、False = リクエストを拒否する | |||||
On SQL Authenticationデータベースメソッドは4Dに統合されたSQLサーバへ送られたリクエストを選別します。この選別は、名前とパスワー ド、そしてユーザのIPアドレス (オプション) に基づいて実行されます。開発者は独自のユーザーテーブルや、4Dのユーザーテーブルを使用して、接続を識別できます。接続を認証したら、CHANGE CURRENT USER コマンドを呼び出して、4Dのデータベース内のリクエストへのアクセスをコントロールしなければなりません。
On SQL Authenticationデータベースメソッドが存在する場合、4Dまたは4D ServerのSQLサーバに外部からSQL接続が行われると、自動的にこのメソッドが呼び出されます。4Dユーザを管理する内部システムは起動しません。データベースメソッドが$0にTrueを返しかつ、CHANGE CURRENT USERコマンドの実行が成功した場合のみ、接続が受け入れられます。これらの条件を満たさない場合リクエストは拒否されます。
Note: SQL LOGIN(SQL_INTERNAL;$user;$password)ステートメントは内部接続となるため、On SQL Authenticationデータベースメソッドを呼び出しません。
データベースメソッドは最大3つのテキストタイプの引数を4Dより受け取り、$0にブール値を返します。以下はこれらの引数の説明です。
| 引数 | 型 | 説明 | 
| $1 | テキスト | ユーザ名 | 
| $2 | テキスト | パスワード | 
| $3 | テキスト | (オプション) リクエスト元のクライアントのIPアドレス(*) | 
| $0 | ブール | True = リクエストを許可, False = リクエストを拒否 | 
(*) 4DはIPv4アドレスを、96-bitの接頭辞付きのハイブリッド型のIPv6/IPv4フォーマットで返します。例えば、ffff:192.168.2.34は、192.168.2.34というIPv4アドレスを意味します。詳細な情報については、IPv6のサポートの章を参照して下さい。
以下のようにこれらの引数を宣言しなければなりません:
標準テキストとして、パスワード($2)を受け取ります。
On SQL AuthenticationデータベースメソッドでSQL接続の識別子を確認します。例えば、ユーザのカスタムテーブルを使用して名前とパスワードをチェックします。識別子が有効な場合は、$0にTrueを返して接続を受け入れます。その他の場合は$0に、Falseを返して接続が拒否されます。
Note: On SQL Authenticationデータベースメソッドが存在しない場合、4Dの統合されたユーザ管理システムを使用 して、接続を決定します (有効になっている場合、つまりDesignerにパスワードが割り当てられている場合)。このシステムが起動していない場合、ユーザはDesigner アクセス権 (フリーアクセス) で接続されます。
$0にTrueを渡す場合、リクエストを受け入れ、ユーザのためにSQLのセッションを開くためには、On SQL AuthenticationデータベースメソッドでCHANGE CURRENT USER コマンドを呼び出し、その実行が成功しなければなりません。
CHANGE CURRENT USER コマンドは、仮想の認証システムを実行するために使用されます。この認証システムには、2つの利点があります。1つは接続動作をコントロールできること。もう1つは4DのSQLセッションで接続の識別子を外部から見えないようにします。
以下の例でOn SQL Authenticationデータベースメソッドは、接続リクエストが内部ネットワークからのものであることを確認し、識別子を検証、SQLセッションへのアクセス権に"sql_user" ユーザを割り当てます。
 C_TEXT($1;$2;$3)
 C_BOOLEAN($0)
  `$1: user
  `$2: password
  `{$3: IP address of client}
 ON ERR CALL("SQL_error")
 If(checkInternalIP($3))
  `checkInternalIPメソッドはIPアドレスが内部のものか確認します。
    If($1="victor") & ($2="hugo")
       CHANGE CURRENT USER("sql_user";"")
       If(OK=1)
          $0:=True
       Else
          $0:=False
       End if
    Else
       $0:=False
    End if
 Else
    $0:=False
 End if
	プロダクト: 4D
	テーマ: データベースメソッド
	
        
        
	
	初出: 4D v11 SQL Release 2
	
	
	ランゲージリファレンス ( 4D v15.4)
	ランゲージリファレンス ( 4D v15)
	
	
	
	
	
	
	
	
	
	ランゲージリファレンス ( 4D v15.3)
	
	
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