OBJECT SET COLOR コマンドは、objectで指定されたフォームオブジェクトの描画色と背景色を設定します。objectがリストボックスである場合は、追加の引数を使用して奇数行の描画色と背景色を設定します。
 オプションの * 引数を指定した場合、objectはオブジェクト名です (文字列) 。オプションの * 引数を省略すると、objectはフィールドまたは変数です。この場合、文字列ではなくフィールドまたは変数参照 (フィールドまたは変数のみ) を指定します。オブジェクト名に関する詳細はオブジェクトプロパティの節を参照してください。
  color (およびaltColor) は、文字色と背景色を設定します。カラーは以下の計算式で求められます:
 カラー:=-(文字色+(256 * 背景色))
 文字色と背景色はカラーパレット内のカラー番号 (0から255まで) です。
カラーは常に負の数値です。例えば文字色が20で、背景色が10の場合、カラーは - (20 + (256 * 10)) つまり-2580となります。
altColorを使用するとリストボックスやリストボックスの列の偶数行に色を指定することができます。altColor 引数には、カラー式の"背景色"に当たる部分のみを渡します。つまり、AltColor:=-(256 * 背景色) となります。
この引数を渡すと、color引数は奇数行にのみ適用されます。交互背景色を使用すると、リストが読みやすくなります。objectがリストボックスオブジェクトを指す場合、奇数行背景色はリストボックス全体に適用されます。objectが列を指す場合、その列のみがカラー設定を使用します。
 注: フォームエディタのプロパティリストウィンドウでカラーパレットを見ることができます。
 一般的に使用されるカラーの番号はテーマにある次の定義済み定数により提供されています:
 
	
		
			| 定数 | 型 | 値 | 
	
	
		
			| Black | 倍長整数 | 15 | 
			| Blue | 倍長整数 | 6 | 
			| Brown | 倍長整数 | 13 | 
			| Dark blue | 倍長整数 | 5 | 
			| Dark brown | 倍長整数 | 10 | 
			| Dark green | 倍長整数 | 9 | 
			| Dark grey | 倍長整数 | 11 | 
			| Green | 倍長整数 | 8 | 
			| Grey | 倍長整数 | 14 | 
			| Light blue | 倍長整数 | 7 | 
			| Light grey | 倍長整数 | 12 | 
			| Orange | 倍長整数 | 2 | 
			| Purple | 倍長整数 | 4 | 
			| Red | 倍長整数 | 3 | 
			| White | 倍長整数 | 0 | 
			| Yellow | 倍長整数 | 1 | 
	
  Note: OBJECT SET COLOR はデフォルト4Dカラーパレットのインデックス化されたカラーを使用し、コマンドOBJECT SET RGB COLORS はRGBカラーを使用します。オブジェクトの自動カラーを再設定するにはOBJECT SET RGB COLORS コマンドでDefault foreground colorとDefault background color 定数を使用します。
以下の例題ではフォームエディタで以下のように表示されるテキストエリアのカラーを設定します:
 
 以下のコードを実行後は:
  OBJECT SET COLOR(*;"Mytext";-(Yellow+(256*Red)))エリアは以下のように表示されます:
 
リストボックス内のカラムに対して交互背景色を設定したい場合を考えます。以下のようにコードを書きます: 
